イギリスで転職して5週間目、オフィスを飛び出して仕事をしよう

少しずつ秋が深まってきたので、家の暖炉に火が灯りました。月末にはサマータイムが終了し、本格的に冬支度が始まります。

前回も書きましたが、1週間本当にあっという間です。もう5週間も経ったのか、という気持ちと、この会社で長く働いているような錯覚もあって、まだまだ混乱中という感じ。

今週前半は死んでおりましたが、後半はこのままではいかん!ということで、ペース構築のために久々に手を動かしたりオフィスを出てサンプル制作をしておりました。



わからない事の上に、わからないことが重なっていく

今週前半は、何となく先週から感じていた「自分がいま何をやっていて、ゴールに届いているかわからない」という状態で一旦ラインマネジャーと面談を挟み、業務量の調節をすることにしました。

仕事に慣れていない上、自分のやったタスクの結果やプロセス見直し(復習)が全く追いついておらず、改善点を発見できないまま次のタスクに…という悪循環。タスク消化に必死で、そこから学べることを吸収できていない、学んだことから次の発展への想像が出来ない、という感じ。

これは人に聞いて解決する問題ではなく、根本的な部分は自分の感覚でどんどん掴んでいくしかないのですが、タスクに溺れてブクブクブク…と沈んでいくような感覚で、続くと精神的にしんどくなるだろうなと予測できる状態でした。

プロダクトの理解を深めプライオリティの付け方や、タスクの同時進行がもっと出来るようになれば少しずつ解消するとは思うのですが、そこに行き着くまでは暫くしんどい部分だなあ〜。

しかし転職初期のしんどさは外国だから、というよりは新しいことを受け入れようとする部分と、今までの経験とが軋轢を起こしてのことなので、そこがうまく調和したら化学反応が起きて好転すると確信があるため、ストレスや心配事を溜め込まずに周りに相談しながら頑張ります〜。

タスクにどれだけ時間がかかるかわからない

前々職の時は、仕事の流れや緩急をつかんでいたのでタイムマネジメントが得意で、余裕を作っては新しい実験を繰り返し…それがプラスに繋がっていき…とやってたし、それが普通でした。

新しい仕事はまずわからない部分があって流れが滞ったり、人に聞く必要があったり、誰に確認するかをまず探さなきゃいけなかったり、社内手続きに手こずったり、作業に行き着くまでに結構時間がかかって作業中も知識不足のせいか試行錯誤したりで、どんどん余裕がなくなっていきます。

なので、タスクAを何時間でやってBに着手、Cを同時進行で…みたいな時間の計算やキャパ配分が出来ない、設定しても失敗するというのの繰り返し。リズムやペース構築が難しい。

転職すると「自分ってこんなバカだっけ?」と自信を無くす、と言いますが本当にそうで「こんなんでやっていけるのかな」という気持ちは常にあります。

この自信喪失理由も心当たりがあった、前々職(日系企業、5年近く在籍)の仕事に慣れて色々な事が出来ていた時と、入社して色々上手くいかない今とを比較しすぎてるのが原因ではないかと考えています。

意識して比較しているわけではなく「出来ていたこと、得意だったこと」が「出来なくなった」というギャップで、強迫観念的に自分を追い詰めている(「これくらい出来なくてどうする!」みたいな気持ちがある)部分がどこかにあるんだと思います、

こうやって書き出すと、入社して何年か経った時と入社直後を比較するのは不毛極まりないのですが、早く自由に業務出来るようになりたい〜という気持ちの表れなのかな。

※前々職では半年近く経つまで「転職 半年 馴染めない」とかググってた記憶があるので、初期はやっぱりそれなりにしんどかったんだと思うんですが、都合が良い脳みそはその辺りはあんまり覚えておらず。今一番相談したい相手は、5年前に入社したての自分かも笑。

入社2週間でパソコン一台をお釈迦にする

これも慣れの問題ですが、ずっとマックユーザーだったのでWindowsのショートカットに中々慣れず、意味不明なコマンドを押して私もPCも混乱。これが原因かバック処理を重ねてたのがダメだったのかわかりませんが、入社2週間にしてパソコン一台がお釈迦に。

入社1週間目の面談で「MacでAdobe作業に全面的に耐えれるスペックのものを…でも高価なものなので、試用期間が終わってから改めて申請します」と伝えたものの、このパソコンへのストレスは早めに軽減させたほうがいいだろうか…。

Windowsの「そんなことやれって言ってないよー」みたいな動作(どこかにカーソルが載ったらニュース記事みたいなのが出てきたり、デフォルトで色々設定がエッジだったり…)が多く、気が散るので試用期間が終わるまでとにかく今のデバイスを使いやすいようカスタマイズしようと思います…。

転職活動あとを時系列でまとめたブログが面白い

転職して1ヶ月〜3ヶ月の間に一度は「辞めたい」という気持ちが芽生え、半年を超えるとそれが落ち着いていく、というのはよく聞きますがリアルタイムでまとめられたブログ記事を見ると、心境の変化が見れて興味深かったです。

上記はヒロローグというブログの、転職に関する連続記事なのですが著者の心境や何処か自分にいい聞かせているような部分、迷いや葛藤など共感できる部分が多く、こういう転職経験者のブログ記事は面白いです。

転職活動していた時もそうですが、やはり経験談というのは良いですね。「この悩みって自分だけなのかな?」と思ってググってみると「ああ転職直後は割と起こりやすい反応なのか」と思うと気持ちが楽になります。

陽キャからの「大変だね」は、俯瞰的に状況を見るキッカケに

他国の同僚とタスクのことで電話した時に「どうですか?慣れましたか?」と聞かれ状況を話したら、相手がめちゃくちゃ爆笑しながら「すごく大変じゃないですか!あはは」と言われて、「あ、自分今結構大変な状況なんだなあ」と客観視出来たのも良かったです。

その方はいわゆる根明というか、喋ってるだけで「この人めちゃくちゃ明るいな」と感じる人で、こっちも「そうだよね、大変じゃんね」と笑えてきて、こういうエネルギーが強い人と話すと自分が勝手に深刻に考えてることを少し俯瞰してみることが出来ました。陽キャのパワーすごい。

幸い、上司や同僚たちにも相談しやすい環境、私もあまり長く悩んだり落ち込んだりはしない性格なので、とにかく息詰まったら黙るのではなく頼る、止まるのではなく行動(相談、発信)するを心がけていきたいです。

オフィスの外に出てサンプル制作

肌寒い木曜日の朝、オフィスに出社して仕事をしているときに「あ、これああしたら面白いかもな」というアイデアを思いつき、いそいそ紙やら糊やらで工作しオフィスを出てサンプル制作に向かいました。

この1ヶ月言われた事ややるべき事をこなすのにいっぱいいっぱいで(新入社員としてはそれが最初の義務だけども)自発的に動けるほどアイデアが落ちてこなかったのですが、この日は考えるより体の方が先に動いて非常に気持ち良い1日でした。



サンプルを提出して良い感触を貰えたのも自信になりました。こういう直感的アイデアがどんどん湧いてきて、形に繋げていけたら大きな枠組み(仕事のペース)が出来るので、今後もタスクに押し流されるのではなく、それをこなしながらどこに繋げていけるかを見据えていけたら良いなーと思います。頑張るぞ!

チームランチで中華BBQに行ってみる

チームメンバーでランチに行ってきました。韓国方面に近いエリアの中国料理を提供するお店。串が勝手にクルクル回ってBBQができるハイテクさにビックリ!

お料理は半分中国、半分韓国という感じで「やっぱりエリアが近いと隣国の影響があるんだねー」と言いつつ、それを考えると中国はめちゃくちゃ大きな国で、色々な国籍が共存している国なのでエリアによって全く文化が違うのだろうなあ…。

中国は一回も行った事ないので、いつか行ってみたいです。中国茶と漢方や中医学に興味があるので、そういうのを巡る旅を…。

食材はアフタヌーンティーのように置かれて、どんどん焼いて食べました。そのほかにも冷麺やチャプチェ、スープやら色々注文してもらいすごく美味しかったです。

また、仕事中はなかなかゆっくり話せないのですが、ランチ中は色々話せて同僚のことを知れたのも良かったです。もっとお互いのことを知れたら、仕事も新しいアイデアが浮かびやすくなるだろうなあ。

そういえばランチ中、「日本人ってNEXTのこと「ネクスト(最後のTOの音が強い)」っていうよね!」「最後の音がすごく強い時とこの人日本人だなって思う笑」と言われ、語学学校の時に韓国人学生にも同じことを言われたのですが、外国人からしたらそんなに変に聞こえるのかな?

というわけで、相変わらず「ぎゃ〜ん!!」と言いながら、周りに迷惑をかけまくり、帰りの電車では毎日反省会を開きながらも、何とか踏ん張っております。

今週はアイデアが浮かんでいても経ってもいられず…みたいな気持ちが出てきたのが、個人的には一つの進歩だと思います。

停滞感や迷いの中から「これはやってみたい、今すぐやろう」という…適切な言葉がわからないのですが一種の情熱というか…。こういう気持ちになるということは自分の中で少し変化が起きてきた証拠かなあと思うので、この流れに乗ってまた「あれもしたいし、これもやってみたい!!」みたいな気持ちで仕事ができたらいいなー!

イギリスで賃貸フラット探しはまだまだ難航中!!

新しい仕事と同時進行でヒイヒイ言っているのが、フラット探し!

最近イギリスに移住した同僚は「家探すの3ヶ月かかったよ」と言っており、あと2ヶ月くらいかかる可能性があると思うと震える…!

しかも他の同僚にも「そりゃ時間かかるよ、イギリスでフラット探しは大変って常識だよ」と言われ、最初1週間くらいでサクッと見つけるぜ!と思ってた自分の世間知らずさを恥じながら、これも運とタイミングが影響することなので、ビューイングに行きつつ何処か良いところが見つかるのを祈るばかり…。