息をのむほど美しいクラクフの象徴! St. Mary’s Basilica(聖マリア聖堂)

クラクフにそびえ立つ聖マリア教会

クラクフの旧市街地にそびえたつ 聖マリア聖堂(St. Mary’s Basilica)

13世紀に設立されたもののモンゴルの侵攻により破壊され、その後14世紀に建設された歴史ある教会。教会の塔からは毎時間ごとにラッパの音が鳴り響き、歴史あるクラクフをずっと見守ってきた街の象徴です。

上品な色彩の調和が作り上げる聖マリア聖堂の内部

クラクフにそびえ立つ聖マリア教会

この教会は今まで訪れた中で最もデザインが好きです。その荘厳さと、たくさんの色彩が織りなす調和はまさに圧巻、一見の価値があります。

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写真では伝わりきらないほど、この教会の美しさは素晴らしいものです。ゲームや映画の世界のセットのよう、と普段は言いそうですがこれは人間の技術と信仰心が作り上げた現実世界だからこその美しさがあります。

入場は無料だけど教会内撮影は有料!

クラクフにそびえ立つ聖マリア教会

インフォメーション・センターでお金(15ズウォティ位だったかな)を払うと、撮影許可シールをもらえるのでそれを服かカバンにはれば教会内での撮影はOKです。

写真を撮らなくていい場合普段は宗教行事が行われていない限り、教会入り口から出入りできます。

撮影OKだからといっても信者の方々にとっては祈りの場所、彼らの邪魔にならない範囲で撮影しつつこの美しい教会を楽しみましょう。

教会の塔からクラクフに響くラッパの音色

クラクフの街で遊んでいると毎時間ラッパの音色が聞こえてきます。最初は時間を知らせるために音楽を流しているのかな、と思っていたのですが、ラッパ吹きの人が塔の上から毎時間吹いているそうです。

この起源は13世紀にモンゴルが攻め込んできたときに、ラッパ兵が塔の上から街の人々に知らせるためにラッパを吹いていた事だそうです。

しかし演奏はプッツリと途切れるように終わります。これはラッパ兵の喉元をモンゴル兵がうった矢が貫き、音が途中で止まったことを表し毎時間吹かれるラッパの音色は命と引き換えに街の人々に危険を知らせたラッパ兵を追悼しリスペクトする意味があるそうです。

クラクフにそびえ立つ聖マリア教会

それ以来、クラクフの街に響くラッパの音色ですがそんなに歴史がある事とは知らず非常に驚きました。24時間交代制で複数のラッパ吹きが任務にあたっているそうです。

歴史上でしか知らないモンゴル帝国のことも、こうやって細かい史実で見ると「ここまで攻め込んできたってすごいな…」と一気に現実感が増します。破壊される前はどんな教会だったのか気になる…。

塔の下から見上げるとラッパ吹きの人が見えるので、演奏終わりに手を振ってみると手を振り返してくれました!

毎回クラクフへ行くと何度か足を運んでしまう、そんな魅力がある大聖堂です。