ボレスワヴィエツの情報はポーランドをテーマにした本にも掲載されていますが、婦人画報2018年1月号の特集ページがかなり旅行で役に立ったのでご紹介します。
書籍、というか雑誌の特集ページなのですが20ページほどで構成され
- ボレスワヴィエツ陶器祭の様子
- 奈良にあるショップと日本食とのコラボ紹介
- 現地博物館の紹介と館長のお家での食卓の様子
- ポーランド料理のレシピ
- 各工場紹介
…などを知ることが出来ます。
美しい写真と丁寧な文章!婦人画報の特集ページ
掲載されている写真はどれもとても美しいです。売られている商品だけではなく、陶器祭の様子がとてもよく伝わってくる写真がたくさん載っています。
可愛らしいパステルカラーの家々、陶器を求めて世界中から観光客が来る美しいボレスワヴィエツの夏の空気を感じられます。
特に興味深かったのが各工房の紹介とボレスワヴィエツ陶器博物館についての記事です。
各工房の特徴がまとめられ一体どの工房のデザインが自分は好きか、工場見学の過程でどれだけ手をかけて食器が作られるかがわかります。また簡易地図が載っていて、工房の位置関係を把握するのに役立ちました。
ボレスワヴィエツ陶器博物館の記事では館長の方にインタビューしつつ、この街でどのように陶器が発展してきたか、第二次世界大戦によってどれだけダメージを受け、それをどのように復活させたかなど大まかな歴史を知る事ができます。
そして館長さんが取材班をお家に招待してボレスワヴィエツ食器で食事を振る舞ってくれたという記事は、実際に食器がどのようにローカルの人に使われているか知れます。
初めて買った雑誌「婦人画報」
この雑誌、初めて買ったのですが普段自分が目にしない事柄がたくさんのっていて結構面白かったです。
当時の天皇皇后両陛下(今の上皇上皇后両陛下)の事なども掲載されており、しょうもない日本国民の上位に入りそうな人間が読んで良い本なのだろうか…と慄きながら買いましたが、構成が非常に丁寧でボレスワヴィエツ特集も読み応えがありました。
たぶん芦屋に住んでいるお上品な奥様などがターゲット層の雑誌なのだとは思いますが、ロンドンで毎日二日酔いに苦しんでいるゆとり世代にもこうやって情報を届ける雑誌という媒体はやはり良いなあと思いました。文章も淡々と、でもすごく丁寧で読みやすかったです!
雑誌に掲載されていない取材の裏側やもう少し細かいところまでウェブメディアとして掲載されており、そちらも面白いので是非チェックしてみて下さい。
婦人画報:ポーランド、ボレスワヴィエツ 器咲く町①
ボレスワヴィエツ特集が掲載された婦人画報2018年1月号はamazonなどで購入可能です。
サイズが少し大きいので、雑誌編集者さんには申し訳ないですがボレスワヴィエツのページのみを切り取って持ち歩くか、もしくは電子書籍での購入がオススメです!
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