ホームステイ気分を味わえる?ボレスワヴィエツのホテル Pensjonat Elżbieta

無事ボレスワヴィエツに到着して宿泊先のホテルPensjonat Elżbietaへ向かいます。ホテルというよりAirbnbかな?

陶器祭期間中は、どこの宿泊先予約で埋まっている(街の中心地にあるものなどは特に!)のでホテル探しは早ければ早いほど良いです!

私は3月に探し始めて3人一部屋という条件もあって中心地では見つからなかったので、徒歩15分ほどのところにある宿泊先をブッキングドットコムから予約しました。

ホームステイのような居心地のいい宿泊先

ポーリッシュ・ポタリーの街ボレスワヴィエツ
1階部分はオーナー家族の生活スペース、2階部分の3部屋が宿泊者用の施設になっております。

バスルーム(トイレ、シャワー、洗濯機など)と冷蔵庫(ランディングスペースにあり)とコーヒー紅茶などは他のお客さんとシェアです。

ホームステイ経験がある方は学生時代に戻ったような懐かしい気持ちになると思います。

鍵を渡されて出入りは自由です。ボレスワヴィエツは小さな街なので深夜まで遊ぶことはないと思うのですが、特に門限やシャワーを使う時間などの制限も私が滞在したときはありませんでした。

部屋もバスルームも非常に清潔感があり、町中から距離があるため夜も静かでよく眠れました。隣にも宿泊客がいたっぽいですが、全然物音がせず。

中心地から宿泊先までにはコーナーショップもあるので、何かちょっと買いたい時もすごく便利です。ボレスワヴィエツ旧市街地までは緑豊かな公園を通っていくので、少し歩きますが全然苦になりません。

洗濯物干竿やドライヤーなど様々な設備もそろっており、スーツケースを広げても十分な広さ、快適に過ごすことが出来ました。

Pensjonat Elżbieta

Łasicka 36, 59-700 Bolesławiec, Poland

英語が話せないオーナーさんとポーランド語が話せない日本人

ポーリッシュ・ポタリーの街ボレスワヴィエツ

居心地は良い宿泊先ですが一つ問題が…。

それはオーナー夫妻と私たちがコミュニケーションできる言語がないことです。英語は通じないし、こちらもポーランド語が一切わからない、日本語はもちろん通じません。

今考えればグーグル翻訳などいろいろやり方はあったと思うのですが、言われてることはさっぱり解らずロンドンに住むポーランド人の友達に急いで電話して通訳してもらい事なきを得ました。

英国に来たばかりのころの英語が全然わからなかった時の「やばい…終わった…」という八方ふさがりな気持ちが蘇りました笑。

イギリス人が「僕らが言語習得に消極的なのは世界中のほとんどの人が英語をある程度話せるから、傲慢な理由だけど…」と言っていた理由を実感。どこかで英語が話せればどうにかなるだろう、と思っている部分がありましたが日本もいまだに英語が話せない人が大多数、そこで英語を使ってのコミュニケーションを前提にするのは酷なことです。

外国へ行くときは挨拶・お礼は現地の言葉でいうようにしていますが、ポーランド語に関しては一体何を話しているのか皆目見当つかないほどわからないので、本当にどうしよう…と途方にくれてしまい、あっちも同じように表情から困っているのが読み取れました。

この時ほど旅の指さし会話帳のポーランド版が欲しいと思ったことはないほど!

ポーランド人のホスピタリティに助けられた滞在

しかしオーナー夫妻とティーンエイジャーの娘さん(彼女は英語が少し話せる)は、私たちが陶器工房へ行くときや帰りの駅へ行くのにタクシーを予約してほしい(ポーランド語ができない、タクシーアプリはクレジットカードの種類の問題で登録ができない為)というお願いに対して「自分が運転するよ」と何度も車を出してくれました。

私も話しかけるときは翻訳機をつかったり、ポーランド人の友達にあらかじめ通訳してもらった文章をみせたりしてコミュニケーションをしました。

そのほか何か困ったことがないか気にかけて下さり、ポーランドはクラクフやワルシャワでも言語で困った場面が度々あるものの、そのたびにポーランド人のホスピタリティに助けられています。今回は特に工場めぐりなどで車を出して頂けたのは有り難かったです。

言葉はわからないけれど思い出がたくさん出来た滞在

ポーランド人の友人から「ポーランドは今でも外国人に排他的な所があるから気を付けてね」と言われたことがありますが、一度クラクフで差別にあったこと以外は、逆に外国人をすごく気にかけている人が多いと印象があります。

気取ったおもてなしという感じではないですが、何か困っている人がいたら見て見ぬふりせず、駆けつける優しさがあるというか…ポーランドは歴史・観光・ショッピングと様々な楽しみ方ができる国ですが、なによりこの国に何度も遊びに来たくなるのは人の優しさに触れる機会が多いからかもしれません。

ポーリッシュ・ポタリーの街ボレスワヴィエツ

洗濯機もジーンズと水着くらいしかわからず終わったー!と思っておりましたが、写真をポーランド人の友人に送ると一個一個に英語の訳をつけて送ってくれました。

今でも時々「ボレスワヴィエツに移住して〜陶器に絵付けして暮らしたいなあ〜」と妄想することがあるものの、こういうポーランド人の暮らしの中にいるとやっぱり言語が出来ないとこういう生活に支障がでて来ると思うと難しいなあ。

ザ・ホテルのような宿泊施設ではないものの、数日間ポーランドに留学生として滞在しているような気持ちになれて非常に楽しかったです!

お祭り中は予約が取りにくいのでご予約はなるべく早めにするのをおすすめします。

立地的に一番便利なのは中心部にあるHotel Centrum Bolesławiecかなと思いますが、もし次回ボレスワヴィエツへいくならまた泊まりたい宿泊先です。

中心地にあるホテル Hotel Centrum Bolesławiec

Asnyka 1, 59-700 Bolesławiec, Poland