バスク地方のチュレタレストラン!スペイン・トロサ Casa Julián(カーサフリアン)

BBCで取り上げられたスペイン・サンセバスチャンから車で50分ほどの距離ある家族経営の小さなレストランCasa Julián(カサ・ジュリアン、スペイン語だとフリアンと発音するらしい)

このレストランは美食の街として名高いサンセバスチャンのシェフたちが、休みの日に訪れるようなレストラン。さすが美食の街でふだん食に接している人たちが行くだけあって、お料理が感動するほど美味しかったです。名物は「チュレタ(もしくはチュレトン)」と呼ばれるリブステーキ。

※人気店のため、必ず予約をして行くのをオススメします!



サンセバスチャン中心部からタクシーに揺られてトロサに到着(片道約50ユーロ)。のどかで美しい風景広がるこのカントリーサイドの街にCasa Juliánはあります。

タクシードライバーにも「お、Casa Juliánはとてもおいしいよ!」と言われ期待が高まる!

レストラン自体も外見は派手な感じではなく、素朴な感じです。1951年に開店し、地元の人にはもちろんのこと我々のような海外からわざわざ訪れる客も多いそうです。

レストランに入ると小さなスペースにおじさんが座っており「スーツケースはここに置いてていいよ、見張ってるから大丈夫」と言われました。多分オーナーさんかな…?スペインやイタリアはこういうふうにオーナーさんが出迎えてくれるレストラン結構多いですよね。

冷蔵庫(?)にはたくさんのお肉が吊るされています。

レストランへ通じる廊下には著名人と思われる方々との写真が飾られていました。レストラン自体はオープン当時のままなのか古めかしくて使い込まれている雰囲気があって、スペインのお家に遊びに来たような不思議な親しみやすさがありました。

席数がかなり限られているのでウェブ予約は必須、私たちは3ヶ月前に予約したのですがそれでも結構予約が埋まっていたので旅行の日程が決まったらすぐに予約するのが吉です。

この日は電車のストライキ(ロンドン)の影響で家を出たのが朝の2時、その後バスやら飛行機やらに乗ってスペインに来たので…とりあえずガソリンであるアルコールを補給しないと大変!というわけで、白赤一本ずつボトルで注文。

お肉には赤だよね〜という友人たちと、赤ワインが体質的に合わず一口でベロベロになるのでストイックに白を飲み続ける私。

このHIKAというバスク地方のワイン、調べてみたらチャコリ(Txakoli、バスク地方の微発泡性ワイン)だそうですっきりした後味でとても飲みやすくお肉ともあいました。

お肉はかまどで焼かれており、美味しそうな匂いとジュージューと焼く音が聞こえます。

お塩をこれでもか!とのせて焼かれるお肉、味付けはこの塩だけなのですがお肉の旨みがあるので自然の味をしっかり楽しめます。

シェフがお肉をひっくり返すたびに大量の油が飛び散ります。この古めかしいかまどとお塩というシンプルな環境で焼かれたお肉を世界中の人が食べに来るとは…と、お料理の世界って奥が深いなあと思いました。



Casa Juliánのメニューはお肉をメインにお野菜など違うディッシュもあります。お肉は1キロから注文することが可能で、私たちは4人で1.5キロを注文しました。メニューは悩んだら店員さんがおすすめを教えてくれます。

まずはパンが配膳され…

まずはソーセージなんですが、これ注文したのかしなかったのか謎で「お通しかね?」と言いながら食べたのですが旨みがぎゅっと閉じ込められてて、肉汁が溢れておいしかったです。

マッシュルームと卵黄とソース、まぜまぜにして食べたのですがこのソースが絶品。マッシュルームをすくった後はパンにソースをつけて食べました。これはまた食べたい!

そしてホワイトアスパラガス!普段食べているアスパラガスとは比べ物にならないほど太くて食べ応えがありました。これは何皿でも食べれるおいしさ。

これらの料理は素材の味を最大限に引き出すために、味付けは非常にシンプルにされています。ワインにも合うし「スペイン人の食への本気すごい…」と言いながらペロリと完食。

そしてメインのチュレタの登場!お皿からはみ出るほど大きく、炭火で焼かれいい匂いが漂います。

「ミディアムレアで」とお願いしたのですが、シェフの方がテーブルに来て「うちのお肉はレアが一番おいしいです、一口食べてもしミディアムがよかったら焼き直しますよ」と言ってくれたのですが…

一口食べてシェフの言うことに納得、油がうまい具合に落ちて中はしっとりとろけるようなお肉に「おいしい〜!」と思わず声が出ました。

後から知ったのですがこのレストラン、焼き加減についてはお任せが主流のようです。なので、どうしてもレアが苦手…と言う以外はお任せするのが一番かも。

先ほども書きましたが味付けは塩のみ。炙られた外側とお肉の旨みが溢れる内側、これは国外から多くの人が訪れるはずだし、サンセバスチャンで高い評価を受けているシェフたちにも愛される理由がわかりました。

1.5キロ注文したけど、これなら2キロでも食べれたかも!

そしてトロンとした脂身部分、普通だったらこの部分食べないのですが切ってあるってことは食べれるのかな?と食べてみると、脂身なのにスッキリした味で結局ここもペロリと食べました。しかし脂身を消化できるのは部活終わりの中高生の特権、あとで胃もたれしたもののかなり美味しかったです。

骨から肉を削いで結局「もう食べるところないね」って言うくらい食べ尽くしました。

デザートにはバスクチョコレートケーキを友人が頼んでいたので一口いただいたのですが、甘さ控えめでこれまたおいしかったです!

店員さんもフレンドリーで、食い倒れの旅にふさわしい1店目となりました。またサンセバスチャンに来たら絶対行きたいレストランの一つです。

レストランのスタッフさんに「サンセバスチャンに戻るなら、タクシー呼ぼうか?」と言われたのですが、美しいトロサの街を少し散策したいな〜と思って、そのまま街歩きに出発。この選択により後々サンセバスチャンに危うく帰れなくなるところでしたが…また別記事でトロサについては書きます〜。

Casa Julián

Sta. Klara Kalea, 6, 20400 Tolosa, Gipuzkoa, Spain

ロンドン・ガトウィック空港→ビルバオ空港→空港バスでサンセバスチャン(1時間15分)→サンセバスチャンからトロサまでタクシー(50分、約50ユーロ)