スペインで右往左往!トロサからサンセバスチャンへの道

夏空が広がるスペインバスク地方の小さな街トロサ。チュレタが有名なCasa Juliánをあとにして街の散策に出かけます。

なだらかな山に囲まれたトロサは人口2万人ほどの小さな街、かわいい家々と大通りにはカフェなどが立ち並び暮らしやすそうな雰囲気。サンセバスチャンまでは電車やバスも出ているそうです。

街は本当にすぐ歩けるくらいの大きさなのですが、マドリッドやサンセバスチャンとも違う雰囲気があって面白いです。こういう地方都市は古き良き文化がたくさん残っていることも多く、この地は様々な戦争での舞台になりまたサッカー選手を何人か輩出しているそうです。

物々しい扉に「教会かな?」と思ったらカジノ。こんな小さな街にもカジノがあるのかとビックリ。

日本食レストランもありました。

街を一周して「さてそろそろサンセバスチャンへ帰ろうか」とバス停を探すものの、バス停が見つからずタクシーも走っていない、その上ウーバーが全くない…この日は日曜日、スペインは今でも日曜日はビジネスをしっかり休む文化があるとは聞いていたものの、タクシーもないとは。

近くのカフェに友人が入り、バス停もしくはタクシーを呼ぶにはどうしたら良いか聞いたところ、英語は理解できるけど話せない方らしくスペイン語で説明してくれるけど、こちらはスペイン語(というかバスク語かも)が全くわからず…

Google翻訳を使うか?と考えていたところ、カフェのアイスクリーム売り場に若者2人がいたのでダメもとで「英語話せますか?」と聞いたところ通訳を買って出てくれました。

しばらく説明を聞いていたのですが「説明するのが難しいから一緒にタクシーを呼ぶところまで行きましょう」と言われ、カフェのスタッフにお礼を言ってついていくことに。

まだ10代前半だと思われる少年たちに大人4人がゾロゾロ続き…

「日曜日はバスがほとんどないし、タクシーももしかしたらもう休んでるかも(この時17時くらい)でも電車もあるから大丈夫ですよ」と言われ、アイスクリーム買おうとしてたのにすまんすまん…と思いつつタクシーを呼ぶポイントへ辿り着きました。

そこには電話番号が書いてあって「スペイン語ができないから代わりに電話してもらえますか?」と電話を差し出すと「僕のスマホでかけるから大丈夫です」と言われ、しばらくタクシー運転手と話したようですがやはり今日は営業を終了しているとのこと。

もう一度ウーバーを呼んでみても「この地域に呼べるドライバーはいません」というメッセージが出てくるばかり。

若者の一人が「お父さんに聞いてみます」と言ってくれたのですが、お父さんは用事で外に出ているらしく打つ手なし!というか、全く見ず知らずの観光客のために父親にまで連絡してくれるとは、スペイン人のホスピタリティすげえ…と慄きました。

その後「ここをまっすぐ行けば鉄道駅があるから、そこから電車に乗って戻るしかないですね」と言われ、若者たちにお礼と「これでアイスクリームを買ってください」とユーロを少し渡して鉄道駅へ向かうことに。

道を歩いているとまだ開いているカフェがあったので、友人が「ダメもとで店員さんにもう一回聞いてくる!」と言って入店。外のベンチで太陽に当たりながら「明るいけど18時くらいだし鉄道なくなったらマジで終わるな…」とドキドキ。

海外人生で郊外へ行って帰れなくなった!は何度か経験があるのですが、その度にどうにかなってきたし今回も…と楽観的な反面、この辺りってホテルとかあるのかな、と調べていたところ…

カフェから友人が戻ってきて「お店の人がタクシーに連絡をとってくれて、今から来てくれるって!」とのこと。ありがたい〜そのあと暫くしてタクシーが到着。スーツケースをガラガラと引っ張りながら乗り込み、無事サンセバスチャンへ帰ることができました。

Casa Juliánの店員さんが「タクシーを呼びましょうか?」と声をかけてくれたのに、ぷらぷら観光に出たことで今回のようなことになりましたが、バスク地方の方々がいろいろ手助けしてくださり本当に助かりました。

自分もイギリスでも日本でも、どこでも困っている人がいたら「大丈夫ですか?」と声をかけるようにしよう…。