スペインといえばフラメンコ!!
マドリード研修の夜に、現地の社員と同僚の間に何かしらやりとりがあったらしくフラメンコへ行けることになりました。持つべきものはコミュ力が高い同僚。
マドリードのタブラオ「Villa Rosa(ビジャ・ロサ)」
向かったのはタブラオ「Villa Rosa(ビジャ・ロサ)」この辺りはお店の外観が美しいタイルアートだったり、バルが立ち並んで人通りも多くかなり賑やかなエリアです。
タブラオ
レストランやバルにフラメンコの舞台が設置されており、食事やアルコールを楽しみながらパフォーマンスを楽しむことが出来る。
こんタブラオは1911年創業でクラシックな装飾が美しい店内、席によっては「こんなに近くでみれるのか!」と思うほど至近距離です。
私たちはこのあとフードマーケットのMercado de San Miguelへ行く予定だったので食事はなしで、ドリンクだけ注文しましたが、美味しそうなメニューが載っており誘惑に負けそうでした…スペインは食事がとにかく美味しいので、一食一食何を食べるか本当に楽しみです。
情熱の国スペインを体現する舞台芸術フラメンコ
私は日本でフラメンコを一度観たことがあるのですがその時は劇場で観たので、こういうレストランの一部がステージになっているのを見るのは初めてでした。
事前に「フラメンコを見るなら絶対タブラオが良いよ、迫力があるし現地の人にとってのフラメンコがどういうものか空気でわかる」と言われていたのですが、舞台の振動が椅子を伝わってくるほどの力強いパフォーマンスでとても楽しめました。
言葉は全くわからないのですが手の動きや足の踏み鳴らしの強弱、後ろにいる男性の歌い手(カンタオール)の抑揚、後ろにいる他の踊り手の掛け声(ハレオ)や手拍子(パルマ)によって、どんどん舞台に引き込まれていきます。
フラメンコは派手なダンスに力強い歌声、手拍子など一見スペインを象徴するような「陽気で楽しい」要素で構成されているのですが、孤独や悲しみもしくは怒りなどの激情が凝縮されたような、マイナスの感情が昇華されているように感じます。
私が観た演目がそうだったせいもあるとは思いますが、フラメンコの成り立ちやスペインの歴史を思えばフラメンコという表現は人々の心に寄り添い、タブラオ全体で感情を共有するような不思議な感覚がありました。
マドリードの街を歩いていると現地のスペイン人はよく笑うし声やリアクション、ジェスターも大きく感情がそのまま身体の動きに現れている人が多いと思います。荒ぶる感情や孤独感を観ている人も声、音、そして振動で体感できるフラメンコがこの国で生まれたのも納得です。
スペイン観光、夜のハイライトにオススメにアクティビティ
女性のイメージが強いフラメンコですが男性ダンサー(バイラオール)のフラメンコも迫力があってめちゃくちゃカッコ良かったです!
そしてタブラオは他の席のお客さんとも距離が近いので、会場全体がフラメンコでどんどん盛り上がってとても楽しい空間でした。見終わった後「またすぐ観たい〜!」と思うほど。
大体2時間くらいの舞台なので、夜のマドリード観光のスタートにオススメのアクティビティです!
ロックダウンが開けたらバルセロナやアンダルシアへ旅行も行きたいので、そこでも(特にアンダルシアはフラメンコ発祥地なので!)フラメンコ観賞してみたいですね〜。
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