転職・住居問題・コロナに罹患…イギリス生活悲喜こもごもな5月

久々にブログ更新です。火鍋食べに行ったところで時が止まっている…。

だいぶ暖かくなってきた5月のイギリス。

蚊取り線香を焚き、リス、鳥、ねこ、狐がウロウロしているのを開けっぱなしの玄関口から眺めたり、平和です。

平和なんですが…ブログを更新していない間、というか現在進行形で色々大変なことになっております。

  • 転職して仕事に慣れるまで大忙し
  • 大家さんが家を売ると言い出しててんやわんや
  • コロナで2ヶ月以上の養生生活

という感じで、仕事・住居・健康が同時期に変動しまくり…1/3はコロナ。

皆様もコロナにはお気をつけください!NHSに行っても「お水を飲んでよく寝てください〜」と帰され、悪化を重ね半月以上も仕事を休みベッドで過ごし、その後も長い間在宅勤務で仕事をし、2ヶ月過ぎてやっと咳が落ち着きました。

コロナ中はスマホやPC見るのもつらくて、ほぼ音信不通状態になっていました。SNS依存症なのでアカウントも消してスマホを見ないようにしていたら、リアクティベイトを忘れてアカウントが消えました笑。

今週末のバンクホリデーはタコパできるくらいまで落ち着きました。ソーセージ+キムチ+チーズ焼き、うまうま!久々にいっぱい喋って飲んで食べて楽しかったです。

家については今もまだまだ話し合い中。フラットを借りるときにお世話になった不動産会社の方が親身になってくれて良い方向に転ぶことを祈るばかりです…。これは時間がかかりそう。

また、ブログを通じて突然連絡したにもかかわらず、家について親身に相談に乗ってくださった方や、同じ境遇になった方々にもアドバイスをいただき感謝感謝です。



仕事の方は試用期間が終了し(コロナで長く休んだのによくクリアできたなという感じ…)無事、正規雇用となりました。

今現在はシティのデザインスタジオに勤務しています。

今年はイギリスYMS6000人に増えた!ということで、需要は少ないと思いますがイギリスでデザイン/クリエイティブ系で働きたいと考えている方もいるかも?と思い、ここ最近のことを仕事中心にまとめたいと思います。

就活や家のことについてはまた別記事で詳しくまとめます〜。

勤める企業によってQOLは激変する

▲イギリス夏の名物ファンフェア(移動遊園地)がオープン

イギリス現地ブラック企業を経験してから今回の就活は「日本のコンテンツやマーケットに無関係な現地企業・マクロマネジメント環境・クリーンな業界・労働基準法を厳守し福利厚生が充実している・社会に貢献している」を基準にして選びました。

職種はグラフィックデザイナー・イラストレーター・クリエイティブデザイナー・デジタルマーケターあたりで探していましたが、結局前々職と同じくクリエイティブデザイナーに落ち着きました。

今回の企業はプロジェクト一つ一つを通して成長できる環境!同僚も良い人たちで、技術面でも人間的な面でも、そして異なる文化が混ざり合う環境の中で日々学ぶことが多く、入社できて幸せです!

ブラック企業に勤務していた時は「大学を出て、イギリスに住んでまで一体何をやってるんだ…」と思っていましたが、自分が誇れる仕事に就くとQOLも上がって毎日楽しいです。

とにかく月曜日が辛くない!出勤する日は地下鉄遅れてないといいな〜みたいな気持ちはあるものの、ブラック企業の時のような「会社爆発しないかな〜あの業界消えないかな〜」みたいな非現実的ネガティブ思考は無くなりました。

去年、就活が上手くいかなかった時期にフリーランスが軌道に乗り始め、「このままフリーランスになるのも良いかもなあ」と思いましたが、冷静に自分のスキルを見直し、今程度の実力では一生フリーランスは難しい…と感じ、暫くはサラリーマン修行を続けたいと思います。

国境を超えてデザインしたものが出力され、クライアントに喜んでもらえるだけではなく、多くの人の目に触れ役に立ったり、エンターテイメントとして機能するのは本当に嬉しいです。経験不足を感じる場面も多いものの、これからもっとスキルを磨いていきたいです。

と、ここまでポジティブなことを書きましたがやっぱり海外で働くのは色々大変!というわけで以下は個人的な感想を書いていきます。

海外で日本に守ってもらっていたことを今更知る

産寧坂の桜が倒れたと聞いてショック

今までは現地企業であっても日本マーケット担当だったり、常に日本と関わりがある仕事をしてきたのですが、今回就職した企業は日本と関係がない現地企業です。日本人社員もいません。

「日本人・日本語話者・日本のビジネスマナーやマーケットを知ってる」がいかに強いカードで、そのカードを使えずコンフォートゾーン外にいるのは何となく心細い部分もあります。

アジアのデザインストラクチャへの理解やリサーチ力などは確実に役立ってはいるのですが、業界自体も初めてなので、変なラフを作ってみたり見当違いな事を言ったり、これは場違い切腹します!って日もあったり。

海外企業がマーケットを持つくらい日本が価値のある国で、それが在外日本人にとってどれほど心強いかを実感しました。

あと同僚たちが異常に日本のことを知っており、混沌とした世の中ですが「ものづくりの国」が作ってきた文化がこうやって世界で認知されているの見ると、それを作り出し海外に広げた人々の努力を感じ自分も日本人の端くれとして頑張ろうという気持ちになるのでした。

全英語環境は心身ともに疲れる

日本語環境であればリソース全てを制作に費やしていたのですが、英語環境だと30%くらい常に英語に気を向ける必要があり、最初はなかなかキツかったです。

今までは日本人の同僚がいたり、業務自体は日本語を使うことが多かったのですがそれがなくなり、でもパフォーマンスは落とせないので、しばらくは家に帰ったら疲れてご飯・お風呂・ちょっとゲーム・すぐ寝る生活でした。

家も英語環境なので、定期的に日本人の友人と遊んだりミートアップに誘ってもらったり、オンラインで日本語を喋っております。母国語を話すのは脳を整理する意味でも大事だなあ、と実感しました。こうやってブログを書くのも整理の一環です。

留学生時代は何とか英語環境に身をおかねば!と躍起になっていたのに、今や日本語環境をどうにか定期的に確保せねば!となっているのは皮肉な話です…しかし、日本語の表現の幅広さや微妙なニュアンスは脳に栄養を与えてくれます。




他国スタジオにも英語が苦手な社員がいて「翻訳機を使ってのメッセージで失礼します!」と書いてあると翻訳機やChatGPTがある世の中でよかったーと、遠く離れた国で勝手に親近感を覚えるのでした。

ちなみに2ヶ月経った頃から「英語疲れる感」は抜けてきました。1ヶ月目は途中で脳が英語をシャットダウンして困惑する瞬間が度々あったのですが、今は慣れてきたんだと思います。

ずっと前に見たドキュメンタリー「アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり」を思い出して、誰も自分の言葉を理解できない環境というのは思った以上に心細いものだなぁ…と、状況が全然違うのにそんなことを考えていました。

でも制作中は一人の世界なので、時々英語を話すというのは脳の筋トレでいいかもですね…。

ネイティブの会話はやっぱり勉強になる

同僚のイギリス人たちとの会話は勉強になることが多いです。話すのが早い、ネイティブならではの表現、矢継ぎ早に会話が続いていく…字幕が欲しい…。

家族や友達のイギリス人は「話すクセ」を理解しているため、全文聞き取れなくてもコミュニケーションがとれますが、まだ慣れていない同僚たちの英語は「??」となることも。

これは今の今まで英語学習をサボってたツケです。私はそもそも頭があまり良くなく(自己肯定力云々の話ではなく知能的な意味で)本質を見ずに現象を追及することに情熱を燃やしやすい性格な為、英語をただの感覚的なツールと認識し十分に習得していないのを痛感しました。

特にイギリス人女性は話すスピードが早くて、文章も長いです。息継ぎしてる?と思うくらいワーっと話します。

最初「会話が成り立つかしら」と心配になるスピードでしたが、人間の適応力はすごいもので何とかなっています。何とかならない時もあるのですが、停滞していた英語力がまたメキメキと音を立てて伸びてきてるのを感じます。

ただディベートの時はやっぱりネイティブに比べて瞬発力がないなあと実感。これも場数を踏んで慣れていくしかないですね。(これは英語力というより、イギリスが大切にしている発想力を鍛える教育の結果も影響していると思います)

インターナショナルな環境なので、異なる文化が衝突することもしばしば。しかしマイノリティはどこにも属していないので、俯瞰的に物事を見たり考えたりできるのは大きな強みだなと感じることもあります。

英語力の低さはじわじわ自信喪失につながっていく

慣れてきた、英語力が再度伸びてきている…といっても、言葉が不自由って情けないなあ…と久々に実感しております。ここ最近はそういう感情を抱くこともあまりなかったのですが、久々に自分の英語力と向き合っています。

同僚はみんないい人だし、自分のスキルは会社に貢献できている(と思う)んですが、それでも「もう少しゆっくり話してください」と相手に聞き返したり、ミーティングで「今何の話してるんだろう…」とわからなくなったり、これが積み重なると色々なことへの自信喪失につながっていきます。

イギリス人は英語が得意ではない外国人にも慣れていたり優しい人が多い(特に親が移民やグローバルな環境で育った人は、英語が母国語ではない人間に非常に理解がある)ので、特に嫌な思いはしてないのですが「日本語だったらもっと上手く説明できるのになあ…」と思う場面が多い毎日。

今更ながら第一言語じゃない言葉の国に住む=その国の言語とずっと向き合うことですな…。

入社2ヶ月目くらいに、完全英語環境+未経験業界で色々「正解が見えない!」となっていた時に、同僚とのスモールトークで「なんか自信がなくて…」とポロッと口に出てしまい、そんなこと言うつもりなかったので自分でもビックリしました。

ポロッと出るくらい色々自信喪失していましたが、今は毎日恥を上塗りしながら涅槃を開きつつあります。ミーティング中でも何でも、わからなかったら聞くを徹底。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

自信失くしても良いことないし、ちょっとずつ成功体験を積み重ねていこうと思います。

英語環境で未経験な事を学ぶのはめちゃくちゃ大変

3Dソフトウェアを業務で使うことになりました。

今まで学業や業務で何度か3Dには触れたことはあるものの、全く聞いたことも使ったこともないソフトウェアです。

なぜそうなったかというと、業界的に3Dデザインは外せない・3Dを理解していれば話がスムーズに進む場面が多いだろうな、と思い自分で希望を出して同僚にくっついて教えてもらっています。

初めて使うソフトウェアで四苦八苦…業務の隙間時間にやっているので中々成長を感じず焦る気持ちもあります。「とてもクライアントに見せられねえ!」という作品を作ってみたり…。

ただ今バリバリ使っているAdobeも最初は全然使い方がわからず、毎日毎日使うことでだんだん慣れて、今や仕事で使うソフトウェアになっているので時間と経験を積めば絶対いつか使えるようになると信じて、今日もとんでもない作品を作り続けています。

感覚さえ掴めればどうにかなりそうなんですが「そうか、わかったぞー!!」の5分後に「つまりどういうこと〜?」「理論的にはあってるのになんで〜?」となるので、時間をかけてソフトウェアの理解を進めたいと思います。

これを考えると海外で未経験就職や転職をされた方は本当にすごい。自分の専門分野ならまだしも、全くの未経験で異なる言語で業務をするというのは並大抵の努力ではできないなあ、と実感しました。

イギリス現地企業のお給料と技術職に対する評価

現地企業に絞って就活した経験から、技術職者に対する評価の高さをまじまじと感じました。そして評価はお給料という形できっちり反映されるのはありがたいです。

専門性や知識が決して一朝一夕で身につくことではなく、過去の努力や費やした時間を込みで評価してくれるのはクリエイターとしてはとても嬉しいです。

在英/在外日本人の方々が長年にわたって苦言を呈していることですが「日本語を喋れると給料下がる現象」就活を通して感じましたが日本語話者が買い叩かれているのは、日系・現地問わず本当かもしれません…。

他の言語のマルチリンガルだと強力なスキルとなるのに、日本語スキルは弱点(日本語話者=英語が苦手と認識されている?)になるの日本人の英語への苦手意識に漬け込まれているみたいで、何とも言えない気持ちになります。

専門職に対して、最低賃金やそれに毛が生えた程度の金額を提示してくる企業・組織は日系現地問わず少し注意が必要だと感じました。

イギリス就活はかなり厳しいので、英語力やスキルレベルに対してどんどん自信を無くしてしまいますが、私は日本で3年以上の経験を積んだデザイナーはイギリスでも十分に活躍できると感じています。

しかしながら、私はイギリスで日系企業に勤務し、そこで得た経験やスキルで現地企業に就職しました。きちんと現地に順応したお給料額やベネフィットを用意してくれる日系企業もあることは補足致します。

イギリス現地企業の労働スタイル

▲行きつけのパブについにASAHIが参戦!

今回転職したデザインスタジオは、マクロマネジメント+個人の裁量に任せる社風で大学のような雰囲気です。

デザイナーをはじめデベロッパーやエンジニアなど、好きが高じて仕事になった人・成果が目にみえる職種の人はメリハリをつけてしっかり働いている社員がほとんど。休憩するときはのんびり紅茶や談笑を楽しみ、集中する時は音楽ガンガンでやっています。

アイデアに行き詰まったり息抜きしたいときに、他のデザイナーとすぐ話せる環境にあるのはありがたいです。彼らからはデザイナーとしてだけではなく、異なる文化での考え方や表現方法、相互理解の方法などを日々学んでいます。

美術高校に入学したとき、周りも美術が好きで将来クリエイターになりたい生徒が大多数だった環境に初めて身を置いたときに、中学と違ってやっと周りと会話ができる環境を得たと感じましたが、今の企業に入社した時に同じような感覚がありました。

日本と異なる表現方法やコンセプトの作り方はまだまだ戸惑うこともあるし、アイデアが没になることも多々ですが、これからもたくさんのことを吸収して自分の表現方法を再構築していきたいです。

自分の意見をしっかりいう、他人の意見をしっかり聞く、コミュニケーションの中から最適解を探る、アイデアを生み出すためのインプットを意識的に行いそれをシェアする、とにかく手を動かしてものづくりをする…と、本当に大学生に戻ったような毎日です。忖度カルチャーや派閥もないし、非常に働きやすい環境です。

そして同僚たちはお酒が好きなので、仕事帰りに飲みに行ったり、夕方誰かがアルコールを買ってきて飲みながら作業もしばしば。

「日本人の女性はお酒を飲まないって聞いたけど…」と驚かれることが多く、このステレオタイプがどこから作られたのかは謎ですが、今日も「あいつめっちゃ飲むな」と言われながら、お酒を楽しみつつ仕事をしております。

その他、最近のこと

▲2024年5月11日、今年初の蚊取り線香に点火(落として割れております…)

ここからは自分の備忘録的記録となっております。



腐女子友達が同じビルで働いててびっくり!

腐女子の友人から「もしかしてXXXで働いてる?」と連絡が来て、なんと同じビル同フロアで働いてることが判明!見かけて連絡をくれたそうです、すごい偶然!

早速その日のランチを共にしました。まだ入社して2ヶ月くらいだったので、日本語でオタク話ができてすごく良かったです!ランチ時間ずっと漫画や映画の話をして過ぎていきました。趣味の話を母国語でできる、それをFace to faceでオフィスで出来るって最高ですね!!

オフィスに戻って同僚や上司に話したところ「そんな偶然あるんだーでも確かに同フロアで時々日本人いるなあって思ってたんだよね」と言ってて、私は日本人に全く遭遇しないのになんで彼らは遭遇するのか…!

というわけで、ランチや帰りにご飯行けるなあ、共通の友人も誘ってご飯行きたいなあ…と思ってた矢先にコロナに感染し、飲みどころか外出ができなくなってしまい…。

また出社できるようになったので、オフィスライフも楽しもうと思います!

Wacom Intuos Proが壊れて大泣き

日本でWacom Intuos Pro PTH 651(第五世代かな?)を購入し、イギリス生活中ずっと一緒でした。

高価なものの何だかんだで10年以上仕事してくれるのでむしろ無料!と、精密機械なのにかなりラフに扱っていたら…ある日充電が途切れ途切れに。

ペンタブの上でラーメン食べたりしてたもんな…そりゃ壊れるよな…むしろ10年以上よく働いてくれたよな…という反省。

接続部分が弱くなっているようでテープで補強して騙し騙し使っていたのですが、業務に支障が出てきて(会社のペンタブは使い慣れず、結局自分のを使っている)腹を括って新しいのを買うことにしました。

しかしここで問題が…今までペンタブは購入する前にヨドバシカメラなどの大型量販店で試し書きや店員さんに質問したりして、慎重に選んでおりました。

イギリスにヨドバシカメラはないし、ペンタブという極々一部の人間しか使わない機器をイギリスの店員さんは知っているのか?そもそも店頭に何種類もペンタブが試し書きできる状態で並んでいるのか…?

需要がそもそも少ないからなさそ〜と思いつつ、電機量販店CurrysをググったところWacomが店頭にある可能性は低い……あまりにも…。

他社のペンタブは安いけどペンの重さや反応がどうなのかわからず、でも最新版のIntuosも色々改変されてたら試さないとやっぱり不安。

ヨドバシカメラがあればなあ…!店員さん何でも知ってるし、本当に日本のサービス業のクオリティの高さをイギリスにきて実感です。

調べたところ、Wacom製品の説明員さんがいるヨドバシカメラは東京秋葉原と大阪梅田のみのようです。

一時帰国まで待つか…と思ったのですが、マウスが使えないのでペンタブがなくなったら本当にまずい!ということで、色々検索したところeBayで第五世代が結構売られております。

ということで、中古品を購入しました。次回一時帰国したら最新版Intuosを購入しようと思いつつ、それまで繋ぎとしてしっかり働いてくれたらいいなあ〜!

ところでこのペンタブ、イギリス人には珍しいのか会社で使ってると非常に驚かれました。私は逆に他のデザイナーが2D/3D作品をマウスでコチコチ…作ってるのを見て驚きました。

今まで多くのデザイナーはペンタブ/液タブだと思っていたのですが、日本でも業界によるのでしょうか。イラスト業務があるところは圧倒的にタブ使いが多いような…。

午前3時の無法地帯」という漫画を読んだ時に「マウスで業務を…?!」と驚いたのですが、ペンタブや液タブは意外に使わない人の方が多いのか…謎…。

お互い「あんな使いにくいペン/マウスで作業してあれだけの作品作ってるのか、こわ〜〜…」と思いつつ、イギリスと日本でデザイナーのツールは結構変わるものだなあ…と、同僚の現代アートかな?みたいな形をし色々ボタンがついたマウスを見ながら思うのでした。

いつか液タブに移行しようと思いつつ、なんだかんだであの黒い板をキーボードの前に置いて作業するのが好きなので、もうしばらくはペンタブで作業を続けます。

そして先週中にオフィスに届くはずだったペンタブ、27日現在まだ届いておりません。イギリスの郵送事情を鑑みるに不安が募りますが今週中には届いてほしいな…。

高校の先生と大学の教授、離任でセンチメンタル

上記は高校の元担任の離任式の様子。最近は高校もXアカウント持ってるんだなあ…。

そして大学でお世話になった教授が、今年で定年退職したのをFACEBOOKで知りました。

私の時代の高校受験といえば学区制(1学区、2学区と分かれてて私学や特別な理由がない限り自分の住んでいる学区内高校に進学する)で、前後期入試制度でした。

美術に特化した府立高校進学だった為、学区を外れ片道2時間近くかけて通学していました。毎日、本を読んで時間を潰し往復4時間。

大学の教授はFACEBOOKで東京に戻った旨を綴っており、先生にとっては関西は仕事先で本拠地は東京なんだ…そういえば標準語だったし東京出身って言ってたなあ…と謎の感慨に包まれました。

ずっと先生はあの大学にいるような錯覚に陥っていましたが、それだけ時間が経ったんだなあと。

昔を懐かしみつつ、高校と大学で出会った友人たちとは今でも定期的に連絡を取り合い、彼らに出会えたのは本当に良かったと思うし、大学時代に1年半のつもりで留学したイギリスに結局そのまま居着いてしまい、改めて(良くも悪くも)遠くまで来たなあ…。

ものづくりの世界に進んだ人が多いので、遠いようでどこかで繋がっている感じがありつつ時々自由気ままに絵を描いて、関西エリアを遊び回っていた高校生や大学生に戻りたいな、関西のあの伝統工芸とカオスが混じり合う空間で美術を勉強できて良かったな、と思うのでした。センチメンタル。

2024年はクリエイティブを楽しむ一年に

▲チェスにバカハマり中

「モッズを生んだ国の人々とロンドンでデザイナーとして働きたい」というのはずっと目標だったので、それが叶えられたのはとても嬉しいです。

ナイフで鉛筆を削りたくさんのアイデアを描き上げて、ペンでスケッチを描き起こして、Adobeを使ってモックアップや完成データを必死に制作し、プレゼンを考えたり…

やってることは高校・大学とあまり変わりないのですが、ものづくりの世界は、国が変われどやはり落ち着きます。

その中でもテクノロジーの進化で、ものづくりの世界は今後どんどん良い方向に変化していくと感じ、新しい技術や概念を常に学びながら楽しんで仕事をしていこうと思います。

まだ家の問題が残っているのでバタバタした日々ですが、7月ごろには「やっと心置きなく夏を楽しめる〜!」となっていることを祈りつつ、3連休明けの明日も仕事がんばります〜。