ロシア、麗しのサンクトペテルブルクへ!もちもちブリヌイで朝食を

この旅行記は2020年2月の記録です。2023年2月現在、日本政府よりロシア全土へ渡航中止、勧告が発令されています。詳しくは外務省Webページをご確認ください。

2020年2月コロナウイルスのニュースが日に日に増す中、格安飛行機Wizaadと使ってロシアはサンクトペテルブルクへ行ってきました。

ロシアは長らく憧れの国。文化や風景、歴史などとにかく興味があるものの、ビザがないと入国できないなど訪れるのが難しい国でもありました。



前職の職場で「ロシアに行きたいよ〜」と言っていたところ、エストニア人の同僚がロシア語ペラペラで年に何度もロシアに行くから一緒に行こう、ということで他の同僚も誘って行くことに。

早朝ロンドンを経って2泊3日、帰国したらそのまま出社という超弾丸スケジュール。飛行機が遅れたりキャンセルしたら終わりです。

当時はウクライナとロシアで火種が燻っていたものの、今日のような戦争になるとは思っておらず、美しい風景やおいしいご飯を楽しみ、真顔のロシア人にウザ絡みし、流氷にビビり倒したり、そしてロシアを去る時には「夏になったら絶対また来よう」と言っていたのですが、それもしばらく叶わなくなりました。

今ロシア、サンクトペテルブルクどうなってんだろうなあ…現地で関わったロシア人たちも徴兵されてしまったのかなあ…と時々思いながら、早くウクライナに平和が訪れる日を願いつつ、コロナ直前のロシア旅行を何回かに分けて綴っていきます。

深夜のサンクトペテルブルク プルコヴォ空港

ロンドン ルートン空港からロシアのプルコヴォ空港へ到着。早朝(というか深夜、3時ごろ)に到着したので、人影はちらほらあるものの静か…。

ロシアの支払い事情がいまいちわからなかったので、現金を少し下ろしたいなあと思ってたら空港にATMがありました。レートがどうなのか、など色々気になったものの少しだけお金を下ろすことに。

空港には早速マトリョーシカがありました!自分でもマトリョーシカの絵付けを趣味でやっているので、この旅では本場ロシアのマトリョーシカがたくさん見れて楽しかったです。

空港は英語表記があるから良いものの、キリル文字は本当に何が書いてあるのか見当がつかず久々に外国に来たなあ…と実感。フランスやイタリアなどは完璧にわからなくとも大体こうかな?と想像でどうにかなるのですが、キリル文字は想像ができないというか…。

空港内はタクシーの客引きもたくさんいたのですが、ロシアリピーターのエストニア人同僚がタクシードライバーと値段交渉などしてくれ2台確保。

タクシーに関しては「少し注意した方がいい」と言っていたので、むやみにタクシーを使うよりかは路面バスや電車のほうが安全安心かもしれないですね。

今回は到着時間の関係でタクシーを使わざる得なかったのですが、ボッタクリや空港外には未認可タクシーなどもあるそうです…深夜や暗い早朝着の場合は、少し高くても送迎サービスを使うのが安心かなと思いました。

ロシア サンクトペテルブルクのAirbnbはとにかく広い!

タクシーで中心地近くにあるエアビー前に到着。雪が積もってかなり冷え込んでいるのに、ストリートではお酒に酔っぱらったロシアの若者たちが大騒ぎしていました。

タクシーを降りて外でエアビーに入るために管理人に連絡を取っていると、若者たちが寄ってきて「君は日本人だろ、俺たちは中国人・韓国人・日本人の区別がつくんだ。ロシアへようこそ〜!」と言っていました。

酔っ払いの戯言って全世界共通で意味不明なもんだな…、と思いつつもコロナウイルスの影響でアジア人差別が問題になりつつあったので、差別意識がない人たちで良かった…。

朝4時ぐらいにエアビーに到着したので管理人さんに悪いことしたね、と言いつつ部屋へ向かうとビール缶片手に酔っぱらって陽気なお兄さんが出迎えてくれ、ロシア語でペラペラと施設説明をした後颯爽と帰っていきました。

ここまで会ったロシア人、タクシードライバー以外全員酔っ払ってるのに驚きつつも、ある意味イメージ通りでもあって爆笑。

エアビーは天井が高く、壁紙やランプの装飾がゴテゴテしててロシアっぽいなあーと思いました。そして天井が高い!

外はめちゃくちゃ寒いのですが、部屋の中は半袖でもいいくらい暑いです。これだけ寒い国なので暖房ガチ勢、外にいる時以外は寒さは全く心配しなくてOKでした。

今回は6人で行ったのですが、個室+相部屋でしたがどの部屋も広々しててとても居心地が良かったです。

一緒に行ったのが同僚たち&私が一番の若年者だったため、ここは相部屋を使うべきだったのですが(日本人的考え)足を火傷した影響でガーゼの張り替えなどでエグい患部を見たくない、という理由で個室に配置されました。

部屋が広すぎて、家具が小さいわけではないのですがちんまりと配置されてる印象。ロシアの家って基本的にこんなに大きいのかな?土地広いしなーと思いつつ、3時間ほど仮眠をとることに。



ロシアで朝食を!もちもちブリヌイは超おいしい

寝起きが誰よりも悪いのでノロノロ起きて、足のやけどのガーゼを張り替えたりしてリビングに行くともうみんな起きており、外の川が凍っているよと教えてくれました。

国自体が巨大な冷凍庫みたいな冬のロシア。その後、酔っ払った時に「この川に凍ったみかんを投げたら割れるんじゃないか」と大騒ぎし、エストニア人の同僚に取り押さえられたり…。

タクシーから見た風景でも、エアビーからの風景でも、ロシアは建物のサイズ感がとにかく大きい。イギリスは小さな建物が多いので、余計にそう感じるかもしれません。

日本の高層ビル街のような「大きい」ではなく重厚なデコレーションがされた上にサイズ感が大きいので、なんとなく威圧感があります。ワルシャワの街に佇むスターリンからの贈り物 文化科学宮殿を見た時と同じ感覚になりつつも、ロシアの建築結構好きです。

とりあえず街を散策する前に腹ごしらえ、ということでカフェに入ることに。

かわいい優勝。

ロシアのクレープ ブリヌイ。ロンドンのロシア料理店で食べて以来大好きなのですが、ここのカフェではブリヌイを作ってるところも見れました。

「ブリーンも最初の一枚は失敗する」という諺があるくらいロシア人にとって身近なブリヌイ。ご家庭ではどうやって作るんでしょうね、フライパンなのかな。

中の具材は色々。私はトマトとモッツァレラのブリヌイを注文してみました。

カード支払いもできて便利!

ブリヌイは生地がモッチモチで中は熱々、すごくおいしかったです〜!朝ごはん普段は食べないのですが、これは食べやすくてコーヒーとの相性も良いし家でも作りたい…!ネットを見るとレシピも色々あるので作ってみようかなあ。

何書いてあるかは全然わからないけど、キャラクターが微妙にムカつく顔しててかわいい。ロシアはこういうちょっとしたイラストレーションが西欧とはまた違う雰囲気のものが多く、印刷物見るのも楽しみでした。

腹ごしらえした後は、エルミタージュ美術館(外観)マトリョーシカ探し、そして血の上の救世主教会へ向かいます。