冬のロシア!サンクトペテルブルク旅行、服装と役に立った持ち物

冬のロシア旅行で気になるのが現地の気温!マイナス●度と書かれていてもそれが一体どれくらい寒いのか想像ができません…が、とにかく防寒対策をしっかりしていかないと辛い旅になることは想像に難くありません。

3月初旬に行ってきましたサンクトペテルブルク。気温は最高で2度、最低でマイナス5度(体感としてはもっと寒い)という予報でした。

実際行ってみて…しっかり防寒すれば大丈夫!

寒さにもともと弱い人間なので「生きて帰ってこれるだろうか」とかなり怯えておりましたが、寒さで具合が悪くなることもなく楽しい時間を過ごすことができました。

風が入り込まないようしっかり着込むことと、牡丹雪が降ったり一部雪が積もっているので足元の対策をしっかりする必要がありました。お天気は1日目は晴天、二日目は曇り時々雪、という感じでしたが晴天の日の方が寒さにシャープさがあったように感じます。

来年もロシアへ行こうと企んでいるので備忘録も兼ねて実際に着ていた服装を頭部から順に、持って行って便利だったものをリストアップします。

ニット帽

頭と耳をしっかり覆っておくれるニット帽があるかないかで、寒さへの体感はかなり違いました。特に帽子をかぶってない時に感じたのは耳が冷えると結構辛い!

出発1週間前になって、ロシアに通いまくるエストニア人同僚のアドバイスを受け慌てて帽子をアマゾンで探したのですが…ここで問題が!

1月ごろから世界を混乱に陥れているコロナ・ウイルスの影響でアマゾンの商品も中国で製造・出荷しているものが品薄になっているのか、プライムに入っていてもお届け日が5月や6月とかなり先…旅行の準備はラストミニッツでしてはいけないなあと痛感しました。

デザインに拘っている場合ではないので適当に決めましたが、このニット帽はかなり役立ちました。

外気をしっかり防ぐマフラーやストール

同じく厳しい冬を持つ国スコットランドで買った大きめのキルト生地ストールを持って行きました。これにより首元からの外気を防ぎ胸元までストールが覆うので暖かくかなり重宝しました。

最初は薄手のストールでも良いかなと思っていましたが、雪が降った時は顔を半分隠すこともできるので大きめのストールを持って行ったのは正解でした。

ヒートテックのキャミソール

あまりに防寒しすぎると今度は屋内で暑すぎる可能性があったのでヒートテックはキャミソールのものを着て行きました。

実際美術館やカフェ、宿泊先のアパートは暖房がかなりしっかりしており半袖でもOKなくらいで調節可能な重ね着で行った方が良いと思います。

厚手のタートルネック

ストールを撒いていたとしてもやっぱり外気が入り込むと体が冷えるので首元はしっかり防寒する必要があります。タートルネックだとストールと合わせて2重になるのでしっかり防寒できました。

裏起毛やフリース生地のパーカー

タートルネックの上から裏起毛(ユニクロが出してる裏ボアみたいな)のパーカーを着ました。これはコートの中の熱を逃さずとても役に立ちました。

脱ぎ着して調節できるのでカフェや美術館では脱ぎ着して調節できるのも便利。


厚めのフード付きダッフルコートもしくはダウンジャケット

コートは膝丈がお勧め。短すぎると太腿からどんどん体が冷えてしまいます。でも長すぎると雪の跳ね返りで汚れてしまう可能性がある(実際ブーツが跳ね返りで結構汚れた)ので注意です。

私はイギリスで購入したフレッドペリーのダッフルコートを着ていましたが、イギリスの冬に耐えれるだけあってロシアもこれで問題ありませんでした。雪が降ったらパッとかぶれるファー付きのフードもあるし、前はジッパー+ボタンで外気を防ぐし、何より可愛いし最高!なのですが、唯一欠点はかなり重いです。

一日中着ているとコートの重みで結構疲れてくるという本末転倒な感じになりました。着慣れているのでどうにかなりましたが、軽い&暖かいダウンジャケットの方が観光には向いていると思います。あと防寒性のスノウジャケットも雪が降った時に強いです。

ユニクロが出しているウルトラライトダウンが役立ったそうです(同僚談)


レッグウォーマー(スカートを履く場合)

ロシア旅行前に右足を負傷して足元をあまり防寒できなくなりました(負傷部分を圧迫すると痛い)

最初はタイツ+ジーンズで行くつもりだったものの、スカートしか選択肢がなくなり防寒対策を検索しているとレッグウォーマに行きつき早速アマゾンで注文。

ふくらはぎまでのミモレ丈の冬用スカートとタイツ、膝からくるぶし近くまですっぽり毛糸に覆われるためかなり暖かくスカートでも問題なく観光できました。

もし生理や婦人系の事情で下半身の冷えに弱い場合は毛糸のパンツやハラマキなどもあれば良いと思います。が、基本的にスカートではなく防寒がしっかりしているズボンで行くことがおすすめです。

滑り止めがついた防水性のブーツ

足の負傷があったので少し歩く時大変でしたが、雪が残っていたのと時々吹雪のような天候になったのでブーツは必須です。

石畳も雪で滑りやすくなっているので滑り止めがついて防水加工がされているブーツがオススメ。冷え性の人は足用カイロなどを活用して足元が冷えないようにすると体調不良を防げます。

登山用品のお店にあるようなマウンテンブーツも良いかも。

手袋

写真のような指まですっぽりのものではなく、スマホ操作ができる指先が出ているものが大活躍しました。でも指先が出ているとやはり寒いので、ミトンタイプで2WAYのもの(正式名称なんていうんだろう?)が一番使いやすいと思います。

折り畳み傘

2日目に吹雪いたときに折り畳み傘があって助かりました。特にコートが防水性でないと水を含んで後々体の冷えに繋がるので少し嵩張りますが、折り畳み傘を携帯していれば安心です。

カイロ

体が冷えるとどんどん具合が悪くなって自分の体力をあげることが難しくなりますが、勝手に発熱してくれるカイロはやはり心強い存在です。貼るタイプを腰などに貼っておりましたが、おかげで体全体がポカポカして体調不良に陥らずに済みました。

レッグウォーマーと同じく生理中や冷えに弱い人は必須アイテムだと思います。

貼らないタイプも一つポケットに入れてたのですが、手先が冷えたときにポケットの中が暖かなので重宝しました。

トートバッグやショッピングバッグ

サンクトペテロブルク、売ってるもの可愛いの多すぎ!身軽に歩き回りたいので小さいトートバッグで行きましたが、道中色々買ってしまい念のため持ってきたトートバッグが活躍しました。

マトリョーシカ買うぞー!と意気込む私を、あいつやっぱり馬鹿だな〜と笑ってた同僚たちも実際に並べられたマトリョーシカを見てテンションのまま購入したり、なんだかんだ買い物して荷物が増えました。

また美術館など屋内施設は結構暑いのでパーカーなどをトートバッグに入れてコートとまとめてクロークに預けられるのも便利でした。

持っていけば良かったもの:ポケットWIFI

ロシアはフリーWIFIが結構整っていますが、そのWIFIに接続するために指定の番号に電話をかける必要があったり、繋がらなかったりでポケットWIFIを持ってくれば良かったなあ〜と思いました。

特に複数人でいく場合は一台あればみんな使える&安いので次回はポケットWIFIは絶対に持っていこうと思います。

冬のロシアは寒いけど美しい!

寒い思いをするとせっかくの観光が台無しなってしまうのでしっかり準備していくことをオススメします!ZARAなどお馴染みのショップもロシアに進出していますので最悪現地調達もできますが、値段などどうなんでしょうね…。

かなり寒いですが一度ロシアの冬を体感してみたかったので良い経験でした。私がロシアを訪れた1週間後にコロナの影響でロシアが国境を閉じてしまったので、タイミングもギリギリ。また雪が積もり、吹雪になったり映画の世界でみたロシアの風景を実際に見れたのは嬉しかったです。

サンクトペテルブルクはもちろんまた来たいのですが、モスクワや東の方のウラジオストックなども行ってみたいなあ〜ウラジオストックは成田空港から2時間半(ちょうどロンドン⇆サンクトペテルブルクと同じ所要時間)ですがロンドンからは16時間半もかかるそうです!日本に住んでいる間に行っておけば良かった…。

しかしサンクトペテルブルグを歩いていると地元っこは割と軽装の人も多く、体温の違いか慣れなのかな…?まだまだ謎がいっぱいのロシア、コロナが落ち着いてまた遊びに行ける日が待ち遠しいです。

持ち物といえばビザ(スマホの充電切れた時ように印刷したのも一枚)を忘れずに!

サンクトペテルブルクのビザ申請方法