私は個人旅行でボレスワヴィエツへ行きましたが、旅行を通してツアーと個人どちらも一長一短あると思いました。
記事内容は8月に行われる陶器祭中のボレスワヴィエツ観光を元にしています。祭中でなければ工房めぐりのみになるので滞在日数は少し短くて良いと思います。
ツアー参加のメリットとデメリット
ボレスワヴィエツで日本の某旅行会社のツアーバスを見かけました。調べたところ、陶器祭にあわせたツアーやポーランド周遊のアイテナリーにボレスワヴィエツ観光が含まれているようです。
ツアー参加のメリット
- 荷物の持ち歩きをする必要がない
ツアーはバスで移動するのでバスに購入した食器をおいて移動できるのでかなり楽だと思います。
食器はずっと持っているとかなり重いのと、プチプチなどの緩衝材なしで紙一枚の梱包のためビニールのなかでカチャカチャ音をたてて欠けたり割れたりしないかヒヤヒヤします。そのストレスなく、身軽に次々と工房で買い物出来るのはかなりの利点だと思います。 - 添乗員さんがいるので言葉の心配がない
ボレスワヴィエツでは英語が通じない事が多々ありましたが、ツアーは添乗員さんやアシスタントさんが同行するので言語面でのストレスは個人旅行より少ないです。
言語面の違うを楽しめる人は大丈夫ですが、ストレスに感じるのであれば添乗員さんがいるだけで精神的にも楽です! - 添乗員さんからポーランドの豆知識を知れる
添乗員さんやアシスタントさんが現地在住だったり、ポーランドに詳しい人だと自分が知らない事やネットでは見つからないようなニッチな知識を知れたりするのもツアーの良いところです。 - 移動が楽なので体力や身体的な理由があっても気軽に参加できる
電車やバス、タクシーの予約など交通や移動に関する不安もツアーだとありません。一人で行くのに不安があったり体力的に自信がない場合はサクッとツアー参加のほうが良いと思います。 - わからないことはすぐ旅行会社に聞ける
ポーランドはネットでの情報が少ないので、なにか不安があって自分で情報を見つけられない時に旅行会社に質問出来るのも強みです。 - ボレスワヴィエツ以外ポーランドの街を楽しめるツアーもある
ボレスワヴィエツのみのツアーというのは検索する限り大手旅行会社は扱っていないようですが、その分クラクフやブロツワフなど他の都市もバス移動で観光できるものが多いので、各都市をまんべんなく楽しみたい方や初めてポーランドへ行く方にはツアーをおすすめします。
ツアー参加のデメリット
- 観光時間の調節が出来ない
ボレスワヴィエツで見かけた棒旅行会社のツアーバスから降りてきた方々は工房へ駆け足で入っていきかなり焦った雰囲気で買い物をしていたので、そういう駆け足で買い物が苦手な人は「せっかくボレスワヴィエツへ行ったのに物足りなかったなあ」となってしまうかもしれません。 - 日帰りでは物足りなく感じるかも
正直1日目は広場散策だけで相当の時間を費やし、人にもよりますがじっくり選びたい場合は日帰りでは物足りないです。
各工房が敷地内でストールをだしたり体験型のイベントをしているのですが、ツアー参加だと時間に限りがあるので何を買うか悩んだりアクティビティに参加するのは難しいと思います。 - 個人旅行に比べて制限が多い
特定のブランドが好きで工房にたくさん時間をかけたかったり、逆に興味がない工房を省くことはアイテナリーに反するため難しいと思います。時間的な自由が個人旅行に比べて制限されますね。
個人旅行のメリットとデメリット
個人旅行のメリット
- なんと言っても自由!
個人旅行の最強の強みがこれだと思います。 - 旅程を自分で調節でき行きたい工房を選べる
旅程を自分で調節できるので絵付けもできるし工房見学もアクティビティにも参加できるし、疲れたらいつでもホテルに戻ればいいし、気になるお店を見つけたら寄り道も出来ます。時間に自由がきくので気になるところにとことん時間を使い、逆にあまり興味がない部分を省くこともできます。 - 買い逃ししてもまた買いに行ける
買うか迷って買わなかった食器がやっぱり欲しくなったとしてもツアーだと後戻りできません。予定に融通がきくのほうが安心な方は個人旅行をおすすめします。 - 団体行動が出来ない人でも精神的に楽
これは性格的なものですが団体行動が負担に感じる人は個人旅行の方が大変な面はあれど、精神的には楽しめます。
個人旅行のデメリット
- 食器を持っての移動は大変!
個人旅行できた場合、購入したものを運びながらの移動になるので大変です。私と友人は結構な量を購入したため、広場で買い物したあと一度宿泊先に置きに行ったりでかなり体力を使いました。 - 短期滞在の場合はある程度計画を立てた方が後悔しない
4泊5日の滞在だったので時間のロスはあまり気になりませんでしたが、これがもっと短期滞在の場合は効率がかなり悪いです。 - ホテルはなるべく中心地で予約するのがオススメ
荷物いっぱいだと最悪食器を割る可能性があるので、ホテルは中心地にできるだけ近い場所にとって置きに行くにしても徒歩ですぐだと時間ロスを防げます。 - 旅のトラブルを楽しめない人はツアーの方が安全
ポーランドだけではなく海外旅行では予想していなかった事が起きることも多々あります。その時に「どうにかなるわ~」よハプニングやトラブルを楽しめる人は良いですが、不安のほうが大きい場合はツアーのほうが余計な心配がないので楽しめると思います。
個人旅行を選んだ理由
書き出したメリットの数をみるとツアーのほうが苦労が少ないのは明らかですが…
私がボレスワヴィエツへツアーで行かなかったのは、性格的なことで申し訳ないですが集団行動が苦手なのでツアー参加自体がストレスになる可能性が高いからです。
ツアー参加で同じボレスワヴィエツが好きな友達が出来るかもしれなので、社交的な方はむしろツアーの方が楽しいのではと思います!
欧州各都市発というのも探せばあると思いますが、それを探す手間を考えたら個人で全部手配した方が楽かな~…と、人生で旅行会社を通して予約した事ないのでどの会社が良いとか調べるのも面倒だったのも理由です。
個人旅行でのおすすめ滞在日数
周る工房数やアクティビティ参加や博物館見学など旅程にもよりますが、滞在日数は2泊3日もしくは3泊4日がちょうど良いと思います。
日帰りでは少し物足りず、1泊2日は少し慌ただしい、2泊3日なら買い逃したものを買いに戻る余裕もあるし、ボレスワヴィエツをじっくりゆっくり楽しみたい人は3泊4日あれば工房や街の雰囲気をしっかり知れると思います。
私の場合は陶器祭前日入りして4泊5日しましたが、最後の一日は広場のストールも良いものはほぼ売れて(補充するストールもあるけど、補充なしのところも結構ありました)何日もボレスワヴィエツ食器を見まくっていた疲れもあったので一日少なくても良かったかなと思います。
ボレスワヴィエツ陶器好きにとっては天国のような街
ツアーと個人旅行を比較して色々書きましたが、本当に一長一短です!どっちが良いかは最終的にその人の性格的な部分によるものかと思います。
ボレスワヴィエツが好きな人にとってこの街は本当に天国のようなところです。どういう行き方であれ是非訪れてほしいです!
ローカルの人々とふれあい、どのような場所で、どのような人たちが、どのようにしてこの陶器を作り上げているかを知ると、ますますボレスワヴィエツ陶器を好きになれます!
言葉は通じなくても食器が好きできた旅行者達を町の人達が歓迎してくれ、この食器がどれほどボレスワヴィエツという街にとって大切な存在かを知ることができました。
個人差はもちろんあると思いますが、参考になれば幸いです~。
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