先週末は太陽がさんさんと輝く南フランス、ニースへ行ってきました。イギリスからは飛行機で約2時間。
今回ニースへ急遽いくことになったのは、元々サンセバスチャン(スペイン)へ行く予定がストライキでキャンセルとなり、ならパリへ行こうと思ったらユーロスターが取れず…じゃあ暖かいニースへ行こうということで決まりました。
フランスの地を最後に踏んだのはコロナ前のダンケルク旅行。久々のフランスです!
早朝のヒースロー空港、プレタマンジェで腹ごしらえ
この日は朝3時起きで4時に家をタクシーで出て友達の家に寄って友達をピックアップ、5時にヒースロー着。眠い〜!
ヒースロー空港はレストランがぼちぼち開き始めていたものの、サクッと朝ごはんを食べるためにプレタへ。
プロシュートハムとバジルとトマト、モッツァレラのバゲットサンドを食べながらゲート番号を待ちます。
ゲートが発表されてBエリアへ移動すると、なんと停電の影響でゲート変更になったとのこと。慌てて元いたゲートAエリアに戻りました。ダンケルクの時も停電で足止めされたし、フランスに行く時は何かしら出国に手間取る…。
これだけの早朝便なのでLCCかと思ってたらブリティッシュエアウェイズでびっくり(友達が全部手配してくれて何も把握していなかった笑)
飛行機は離陸前に寝落ちして、着陸で目が覚めました。
冬の南フランス ニースは寒い!服装には気をつけて!
暖かいイメージのある南フランス、この日は気温として10度〜15度程度とかなり暖かいのかと思いきや、やはり冬のヨーロッパ、そして海のある街だけあって潮風が寒かったです!
マフラー、コート、できたらカイロも持って行った方がいいです…日向は暖かいのですが、日陰が多い(旧市街地は特に!)ので、薄着で行くと体調が悪くなる可能性があります。
特に夜は気温がガクッと下がるので、防寒をしっかりできる準備はしていくのが吉。私は油断してカイロを持って行かなかったのですが、大後悔でした。
空港の中の売店にはすでに美味しそうなものがずらり…。
今回の旅はニースをくまなく観光!というよりは食い倒れ&酒飲みで飲み倒れする予定だったので、まずはホテルに向かってそのまま旧市街地へ。
イギリス人の散歩道を歩きながらニースの旧市街地へ
ホテルに荷物を置いて、海辺を歩きながら旧市街地へ向かいます。
バカンスのシーズンには多くの人で賑わうニース。この浜辺は「プロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の散歩道)」と呼ばれ、かつて多くのイギリス人が冬のバカンスに訪れたそうです。
大阪・北浜レトロで「イギリス人の散歩道」という茶葉が売られており、それがすごく美味しくてよく買っていたのですが、ついに元ネタの散歩道に来た…とちょっと感慨深かったです。
金曜日の朝、浜辺で日光浴をしながら朝ごはんを食べたり読書をする人々の姿が。ニースはパリとはまた雰囲気が違ってのんびりしていました。
道の市松模様のせいかマリオカートのような風景が…。
フランス語はわからない…でも一緒に行った友人がフランス語を若干喋れるので、色々助かりました。語学ができるっていいなあ〜と思いつつ、この旅でフランス語って綺麗な響きだなあと思い、ちょっと学びたくなりました。
初めてフランスへ行ったのは留学生時代、語学学校で仲良くなったフランス人留学生にパリを案内してもらい、店員さんに話すフランス語が非常におっとりしてて良いなあと思った思い出があります。
あとフランス人はさりげない優しさがうまい!私と彼は友人同士だったけど、その時に「これはモテる、さすが愛の国」と思う所作が多々ありました。
また「ベルサイユのばら」の知識で、彼の名前に「ド」が入っていたので「あなたは貴族なの?」と聞いた時に「そんなそんな、今は大した家柄じゃないよ」と言っておりましたが、名前でそういう階級の歴史が垣間見れるのも面白いですね。
大きな広場。「こういう大きな銅像で噴水の真ん中で男性なのって珍しいねえ」と話しつつ旧市街地へ向かいます。
マカロン食べれないのですが、眺めて「かわいい〜!美味しそう!!(食べれない)」とテンションだけ上がる。
二つの椅子が横並びになっているのフランスらしいですね。「エミリーパリへ行く」でもこういうカフェ出てきたなあ。
早朝なので人通りは昼間より少ないものの、コーヒーや朝食を楽しんでいる人たちがちらほら。
裏路地へ入っていきます。
旧市街地にはレストランがひしめきあっていました。イタリア文化圏に属していた歴史があるせいか、どことなく風景もイタリアの雰囲気が…。
そしてピザ屋さんやイタリア料理屋さんがとにかく多い!まず初めはフランス料理、できたらニース料理を食べたいので周辺を散策します。
生パスタ屋さん。色々な種類のパスタが売られています。
ここに入ったら数時間が出て来れないであろう酒屋さん。今回、手荷物のみだったのでワインを持って帰れず残念。
かつて周りのイギリス人たちが週末を利用して、車でフランスまでワインを買いに行くのを見て「ワインのために国境を越えるのかい」と思ってたけど、今ならその気持ちがわかります。フランスのワインは本当に美味しい、そして安い!
かわいいお店のショーウィンドウに…
巨大マカロン!比較がないのでわかりにくいのですが手のひらくらい、ドーナツサイズのマカロンが売られていました。日本にいた時韓国のトゥンカロンに「大きいなあ」と思ったのですが、その2・3倍はありそうな…。
旧市街地を抜けて海辺へ戻ってきました。
金曜日の12時前、もうすでにワインを開けて太陽を楽しむ人々の姿が!生活があるイギリスを抜け出して、こういうのんびりとした空気を感じるのも大事ですね〜。やっとホリデーに行ける環境が戻って感謝感謝。
鮮やかな風景が美しい!サレヤ広場のマルシェを散策
レストランを探しながらサレヤ広場のマルシェを見物。
オリーブ大量売り!オリーブも食べてないのですが(好き嫌いが多すぎる人間)こういうマルシェで買うオリーブ美味しいんだろうなあ。家人がオリーブをイギリスで色々試しているものの、フランス・イタリア・スペインのものが美味しいと言っておりました。
このマルシェを歩いていると、あまりの色彩の鮮やかさにかつて南フランスを愛しその風景を作品にしてきた画家たちの作品を思い出しました。
「南フランスに魅せられた」という表現は美術書でよく見ますが、なるほどこの色かと初めて腑に落ちた感じです。イギリスのマーケットも色鮮やかなのですが、南フランスのマーケットは太陽の影響かものすごくヴィヴィッドな色合い。
「出たー!!アーティチョーク〜!」とテンション上がりまくり、美味しいですよねアーティチョーク。ですがこの旅で、アーティチョークで痛い目を見る事になるとはこの時は知るよしもなかったのです…。
日本でもイギリスでもフランスでも柿はKAKI。
フランスといえばマルシェのイメージがかなり強いですが、今ではスーパーマーケットの方が割安でマルシェを利用できる人も限られている…と聞き、いつの日かこの文化も無くなってしまうか縮小していくのかなあと少し切なくなりました。
スーパーマーケットはたしかに便利ですが、マルシェで地元の人が店主と意気揚々と話している、そういう地元に根付いた風景を見ているといつまでもこの文化が続いてほしいなと、無責任ながらに思います。
そしてイタリアでも見かけるムキムキトマトもありました!色がめちゃくちゃ綺麗で美味しそう!このトマト、イギリスではあまり見かけないのですが暖かい地方のものなんですかね。なんていう名前の品種なんだろう。
野菜、果物、パン、チーズ、調味料、お土産物、魚介類、お花など色々売られています。ミモザがたくさん売られていてなんでだろうと思ったら、ミモザ祭りというのがあるそうです。
パプリカ大きすぎい!
あとはレモンの木がたくさん!マーケットで売られているものはその国の特色が出て面白いです。
ニースの街では花束を抱えた人をちらほら見かけました。「愛の国だねえ」と言いながら、お花文化が生活の中にしっかり根付いているのを感じます。
そんな感じで散策を続けながらランチをするレストランを探します。
コメント