
ボレスワヴィエツの広場にあるレストランRestauracja Pod Złotym Aniołem
滞在中はボレスワヴィエツ陶器祭の影響もありますが、いつみても多くの人で賑わっていました。暑い日差しが降り注ぐ夏のポーランド、外で冷たい飲み物とご飯を食べるのはなんとも贅沢な時間です。
皇帝ナポレオンが訪れたといわれる老舗のレストラン



クラシカルな内装が愛らしこちらのレストラン。メニューを見てみると…


教科書でおなじみの皇帝ナポレオンがこのレストランを訪れてMiska Napoleona(直訳するとナポレオンのボウル、もしくはナポレオン・ボウル?)を注文したことが掲載されていました。
ナポレオン・ボウル、一体どんな食べ物なのでしょうか。英語の説明をみると「ヌードルのフルーツ和え」ということがわかります。
「ヌードルとフルーツ」という組み合わせに疑いをもてば良かったのですが、今まで食べたポーランド料理がおいしかったことと、あのナポレオンが食べたのだから!という期待もあって早速注文してみることにしました。
フルーツ味のすいとん?見た目と味のギャップで脳が大混乱
飲み物を飲みつつ待っていると、ついに運ばれてきましたナポレオン・ボウル(Miska Napoleona)!

ボレスワヴィエツ食器とオレンジの組み合わせが美しいです。想像していたパスタやラーメンのような麺よりもっと太くて短いヌードル。ちょっとニョッキっぽいかも。見た目からは味の想像が全くできません。
早速一口食べてみるとこれはなんというか…好みが相当別れると思います。好き嫌い/おいしいまずいとかいう前に「なんだこれは!?」とかなり戸惑いました。脳内のデータに該当しない新しい料理です。
個人的な感想としては「おうどんやすいとんをフルーツで和えたもの」という感じでしょうか…。舌触りがすいとんだけど味はフルーツと香料(シナモンやナツメグかな…?)で脳がかなりバグる一品でした。
しかしもしかしたら甘党の人には受けるかも、と思いましたが一緒にいた友人も「これはちょっと独特だなあ…」という感想で少しクセがありました。
ポーランド人にとってナポレオン・ボウルはおいしいの?

正直に書くとかなり苦手だったナポレオン・ボウル、ポーランド人的にはどうなのか早速友人に写真を送って聞いてみました。
Miska Napoleonaという名称は知らなかったものの「全く一緒ではないけどクリスマスに似たようなものをおばあちゃんが作ってくれる」と言っており、伝統料理の一つなのでしょうか。そして「おいしくないわけじゃないけど、進んでは食べないかなあ」と少し距離のある感想でした。納豆やパクチーなど好みが別れる食べ物と一緒なのかもしれませんね。
ナポレオンはこれを食べた時どういう感想を持ったのか気になります!
おいしい料理がたくさんのボレスワヴィエツのレストラン
レストランRestauracja Pod Złotym Aniołemは、メニューが豊富で他のプレートはとても美味しかったです!そしてその料理もボレスワヴィエツ陶器に盛られており、食器を買う参考にもなります。
中央広場の中にあるレストランなので、お買い物中にお腹がすいた時などアクセスにも便利です。

漫画肉的な鳥料理。食器屋巡りで体力を消耗していたので食べ応えがありました。

ポーランドは酢漬けの野菜が多いですが、このレストランでは生野菜を食べることができました!暑い夏だったからシャキシャキのレタスや新鮮なトマトが美味しかった〜!

ナポレオン・ボウルは結果的には口には合いませんでしたが食べてみて良かったと思います!もし食べずにイギリスに戻っていたら「やっぱり食べてみるべきだったかなあ」と絶対言っていたと思うので笑。何事も経験ですね。
好みはかなり別れると思いますがボレスワヴィエツを訪れた際に、好奇心の赴くまま注文してみるのもアリかもしれません…。
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