ラグビーワールドカップ2019がおもしろい!日本VSアイルランド戦

スポーツのイベントがあると家にいるイングランド人、スコットランド人と彼らと家族ぐるみの仲であるアイルランド人が加わって観戦するのですが、ラグビーワールドカップ日本vsアイルランドの盛り上がりは凄まじかったです。

ラグビーアイルランド戦!4つの国とジャイアント・キリング

パーティーなどで国籍的マイノリティになりやすい私に対して常に気にかけてくれる優しいアイルランド人、スポーツ関係でも毎回イングランド人に比べて落ち着いているので心強い友人なのですが、奇しくもラグビーで日本とあたることとなりました。

少年漫画の「お前とだけは戦いたくなかった」みたいな展開です。ある意味熱い展開!

スケジュールが発表された時は「イングランドだったらボコボコにやれって言えるのにアイルランドはな~…」と言ってイングランド人たちからボコボコにされました。

TVのある部屋におりてきた試合前に「日本はこれに負けてもスコットランドとサマワに勝てば大丈夫」「今日の試合は負けても気にすることはない」と言われ、アイルランドが勝つの前提なんだなあ、世界2位だし当たり前か…とドリンクを飲みつつ観戦。

日本では速報が流れる結果となった試合、イングランド人とスコットランド人は叫びまくり、アイルランド人は聞いたことないような言語の歌をブツブツ口付さみ(願掛け?)、私は逃げ切れ逃げ切れと神に正座しながら祈るというカオス状態だった後半。

試合終了時、アイルランド人はまさに信じられないという表情でしばらく呆然としており、イングランド人とスコットランド人は「日本は南ア戦を過去にする新しい歴史を作った!」と大騒ぎしていました。

ラグビーは結果はどうであれ和やか。その後はお祝いにおにぎりを作ろうとなってお米を炊いたり、コメンテーターのコメントを聞いたり、飲んだりしました。サポーターが混合に座り、相手をリスペクトする事に重きを置いている精神が観戦者にもここまで影響するのはすごいことだし、スポーツマン精神を感じます。

夕方からシティ観戦でしたが朝ほぼほぼのスタミナを使い切ったせいで、エヴァートンに追いつかれても「ああ~…頑張ってえ…」と情けない声をだしての観戦となりました。勝てて良かった…。

長いファンもにわかファンも一緒に楽しめる環境って大事

私はイギリスに来るまでラグビーとアメリカンフットボールの区別がつかない(防具つけてる方がアイシールド21のほうだよね~的な、すみません)くらいで、今でもルールがよくわかっていない部分もあるいわゆるにわか観戦です。

ワールドカップやオリンピックがあると「今まで観たことないくせに!」「本当のファンじゃないのに!」「●●を観てないのにファンとは言えない」という意見も出てきますが、イギリスではそういう意見をあまり言われたことや聞いたことがないです。

ラグビーに限らずサッカーでもテニスでもどんなスポーツでも、そしてスポーツに限らずいろんな分野で。特にスポーツはマンスプレイニングもおこりやすい分野だし難しいですが…。

新参者やにわか者に対してどうやったらもっとコレを好きになってくれるか、同じものが好きな者同士だから色々おせっかいはするけどバカにしたり専門用語を使ってマウンティングをとったりはあまりないです。だから気軽に何かを観始めたり、何かを始めやすい、精神的環境があると思います。

自分の好きなものが世間的に認知されるキッカケを盛り上げて楽しんで、それがその分野の今後の繁栄に繋がっていくんだろうな、と今回のラグビーワールドカップを観戦していて思いました。

はちまきがCOOL!らしいので作ってみた

観客にはちまきを巻いている人がいるのを発見し、あれが欲しい~!と言われいらないTシャツを切って作ってみました。
しかし布はにじむし、ひっかかるしでレタリングが結構大変で思いのほか時間がかかり数枚作るはずが2枚で挫折…来週のイングランド戦までには全部仕上げたいところです。ペンのインクも結構消費するので足りるか心配。

この日はローカルクラブSaracensの試合もあったので早速つけていったのですが(地元チームに日本国旗にはちまき、謎の組み合わせ…)シーチケ仲間から大好評だったそうで良かったです。

我が家のイングランド人たちは来月日本まで観戦にいくそうなので少し静かな観戦になりそうです。
というわけでまだまだ盛り上がるラグビーワールドカップ、楽しみたいと思います!

ラグビーのようなオムレツとルロイ修道士

ラグビーといえば教科書にのっていた小説作品でルロイ修道士が食べていたオムレツに「ラグビーボールのような」という表現(うろ覚えなのでちょっと違うかも)が使われており、小説の内容よりなによりオムレツが無性に食べたくなるのを未だに覚えています。

ラグビーボールのようなオムレツ…京都の新京極通にあるレストランスターのオムライス看板も、今やっているワールドカップも、20年以上前に読んだルロイ修道士を毎回思い出させます。オムレツもオムライスも食べたいなあ~。