コロナの影響でロックダウン(国境閉鎖)されたイギリス。ロックダウン前日のオックスフォードストリートはまるでゴーストタウンのように人気がありませんでした。
一般市民は政府の指示に従ってこのウイルスの収束のため自宅に待機するしかないのですが、いつまでこの状態が続くのかわからないので精神的に辛くならないよう個々で工夫するしかない状態です。
仕事自体はネットがあればどうとでもなるので何でも良いのですが、何気に問題なのはパブが閉まってしまったことです。前代未聞、阿鼻叫喚。
これにはパブを愛する友人や同僚共々、早々に発狂しました。生活の中でパブはいろいろな場として機能しています。仕方ないとはいえ生活の中の楽しみがまた1つ失われたのは悲しい事です。
第二次世界大戦中もあいていたパブが閉鎖!
第二次世界大戦の間でも人々の社交を支えたパブが疫病コロナによって閉鎖を余儀なくされるなんて、世の中何が起こるかわからないものです。パンデミックが自分の人生に発生するようプログラミングされているのも驚き。
しかしコロナの影響を考えれば仕方がないことですし、好きなパブの経営がこの世界を襲う地獄に潰されないよう祈るばかりです。個人経営のところは長引けば長引くほど、コロナが去っても復活できない確率が上がるのでハラハラ…
しかもこれからは天気が良くなってきてルーフトップやガーデンがオープンする時期なので悔しさも一入。長くて暗くて寒いイギリスの冬を乗り越えて、太陽の下で飲む冷えたドリンクは格別なのに今年はそれが叶わないかもしれません。
でも非常事態に嘆いても仕方がないので、全知全能の神インターネットを活用してオンラインミートアップを開くことにしました。
オンラインミートアップを開いてみた
随分前に、スカイプでドリンクを楽しみながら話そう〜みたいなCMが日本でやっていたと思うのですが(私が覚えているということは唯一名前を知っている女優・堀北真希ちゃんが出てた可能性高い)そのCMの世界が実現する日が来るとはなあという感じです。
早速同僚に声をかけて実際にオンラインミートアップをやってみました。仕事後の一杯感をだすために在宅勤務の定時後に。
ツールはGoogleハングアウトやスカイプ、ワッツアップやラインなど色々あるのですがビデオ通話機能がついていれば何でも良いと思います。ハングアウトの場合はカレンダーで予定を組んでそこから参加するようにすれば、グループメンバーが入れ替わってもOKなので便利です。
一回始まると結構長引く(閉店時間がないので)可能性があるのでスタンド付きのスマホでないのであればPCの方が楽です。
人数は一回の開催につき数人が限界かなあという印象です。大人数だと誰が何を言っているかよくわからなくなるので…でもパブに大人数に行っても入れ替わり立ち替わりはあるものの、グループが出来てそこで話すのでそれと変わらないかなとも思います。
ネット環境にもよりますがビデオもサクサク動いてくれて、しっかり満喫することが出来ました。潔癖症にとってストレスとなる共有トイレの使用も家では心配がないのでその点でもバーチャル宅飲みは快適でした。
酔っ払ってそのあと地下鉄やバスに乗って帰らなくて良いのでそれも良いです、ついつい飲みすぎてしまいますが…というわけでそれ以降同僚とは週1の頻度、違うグループの友人たちとも日を変えてやっておりますがこれでパブ・ロスの隙間を埋めれそうです。インターネット最高〜!
オンラインミートアップのデメリット
WIFI環境によって画面が止まったり、音声が聞こえにくい場合があります。これが長く続くと結構ストレスになるので味気ないですがビデオをオフにするなど対応が必要になります。
有線接続が安定させるには一番手っ取り早いです。※USB-Cポート(Thunderbolt3)に接続できるLANアダプターが必要となる場合もありますが…。
あと同時にたくさんの人が喋ると音が混在するので、多言語での会は「なんてなんて?」となりやすいです。ただこれらの障害はあれど、今の閉鎖期間を考えればないよりマシです!
社交値を回復してロックダウンを乗り切ろう!
世の中には在宅勤務に全く向いていない人たちもいます。 これは働き方云々の前に性格的な理由が起因しているようで、そういう方々にとってはロックダウンという環境下は精神的に辛いものがあるようです。
シムズで言えば社交値が赤色になって泣いている状態なわけですが、こういう時こそ持っているツールを活用して社交値(ひいては精神的な安定感)を調節しながらこの歴史的非常事態を耐え凌ぐしかありません。その中でこのオンラインミートアップはストレス発散になってとても良いと思います。
1日も早く色々と不自由な生活から抜け出して、パブで乾杯できる日がくるといいなあ…。
どうでもいいですが疫病関係なく自主的に鎖国してた日本って今考えたらかなりすごいですね。そりゃ松蔭先生もペリーの船に後先考えずに乗り込むよなあっと見当違いに感慨深くなりました。
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