夏だ!フェスだ!Liverpool International Music Festival

夏だしフェスに行きたいなあ~と思い立って調べたところビートルズの出身地で有名なリバプールでLiverpool International Music Festivalという音楽フェスが行われるとのことで早速友人と行ってきました。

クラブミュージックが主で2018年はジャックス・ジョーンズが目玉として出演していました。

ロンドン→リバプールまで6時間コーチの旅

リバプールのミュージック・フェス!

リバプールまでは鉄道でいくと2時間程度で着くのですが、思いつきで行くことにしたので直前すぎたせいか鉄道がめちゃくちゃ高い!ので、コーチで6時間ほどかけて行きました。

往復で20ポンド以下、欧州の交通費を抑えた旅の強い味方ナショナルエクスプレスで予約しました。

リバプールのミュージック・フェス!

交通費をケチってロードトリップっていかにもフェスだよね~ウッドストックって感じ~(?)と悦に浸ってた天罰か、マンチェスターに立ち寄ったときにバスが故障してしまいました。

結局そこからタクシーを手配してもらいリバプールまで行くことに。実はマンチェスターに来たのはこの時が初めてだったので「おお、ここがシティの本拠地…でも今自分はマンチェスターのどこにいるんだろう?」と少し感慨深かったです。

マンチェスター・シティ

マンチェスターシティ ホーム観戦!VSシャルケ(UEFAチャンピオンズリーグ)

少しだけリバプールの街を散策

リバプールのミュージック・フェス! リバプールのミュージック・フェス!

到着してリバプール博物館の近くのパブでフィッシュ・アンド・チップスを食べました。
この日は夕方のフェスまで時間があったのでそのあとは博物館を巡ったり、海をみたりして過ごしました。

博物館はリバプールの歴史、奴隷貿易、タイタニックなどテーマが多岐に渡って非常に面白かったです。
残念ながらTATEに立ち寄れなかったので、今度は博物館めぐりをしにリバプールに訪れたいなあ。

リバプールはマンチェスターやバーミンガムとともに産業革命を支えた街です。モダン&アートな空気と無骨な工業の街らしい空気が混じり合ってロンドンとはまた違う独特の雰囲気がありました。
スカウスと呼ばれる有名なリバプール訛を聞く機会が今回は無かったのが残念でした。

フェス会場近くのホテル!近くには美味しい中華テイクアウェイも

リバプールのミュージック・フェス!

宿泊先はリバプール駅からバスで20分ほど。フェスが行われるセフトン・パーク近くです。
リバプールのバスは行き先表示もなく音声案内もないので、スマホとバス停の文字頼りで非常に不安でした。私達が乗ったバスがたまたまそうだったのかもしれませんが、地理感覚がないとやはり英語が通じるといっても不安になりますね。

宿泊先のFranks Serviced Accommodationはビートルズの絵が飾ってあったり、高級感はないですがホームステイやリバプールに一人暮らししているような気分になれる内装でした。シャワーとトイレがシェアですが、他の宿泊客を見かけることなく静かに過ごせました。

シングルベッド2つの部屋が埋まってたので、ダブルベッドを友人とシェアして寝ましたがかなり大きなベッドだったのでゆっくり眠れ、フェス会場からも近いし大満足です。
ナンバーロックがかかったボックスのなかに入った鍵を受け取れば良いので、チェックイン/アウトの時間をあまり気にしなくていいのが楽でした。(レセプションはない)

フェス帰りにこのホテル近くの中華料理店Mei Sumで3品ほどテイクアウェイしたのですがめっちゃくちゃ美味しかったです!未だに友人と「Mei Sumのご飯食べたいなあ…」と懐かしむほど!

フェス会場のセフトン・パークへ

リバプールのミュージック・フェス! リバプールのミュージック・フェス! リバプールのミュージック・フェス!

大賑わいのLiverpool International Music Festival!かなりの人が参加していますが、スタッフがしっかり誘導などして大きな混乱もなかったです。

来場者はとにかくティーンエイジャーが多い印象です!クラブミュージックだし、地元をあげての大きなフェス、そして入場料がかなり安いので気軽に来れるのかも。家族連れの姿も多く、気張って行くフェスも良いですがこういう休日ののんびりした空気のなかみんなで音楽を楽しめるのも良いなと思いました。

リバプールのミュージック・フェス!

会場には観覧車など様々なアクティビティもありました。

リバプールのミュージック・フェス!

ドリンクやジャンクフードも売られています!低音が鳴り響くなか、ステージ前にいくほどの元気はないけどドリンクと食べ物を共に音楽を楽しむ夏フェスを満喫です。

めちゃくちゃノッてる人もいれば、寝ている人、ピクニックを楽しんでいる人、酔っ払っている人など自由に時間を過ごしゆるく心地が良かったです。

車椅子の友達と大盛り上がりのティーンエイジャーのグループ

リバプールのミュージック・フェス!

今回のフェスで良いなと思ったのが、ティーンエイジャーのグループのなかに車椅子を使っている子もいて、派手なメイクにホットパンツそしてほかの子たちと分け隔てなくフェスで盛り上がっている姿があった事です。

私が中学生の時にクラスに車椅子を使う学生がいましたが、休日に自分も含めてクラスメイトと遊んだりしているのは聞いたことがなく、一緒にフェスに行くどころか好きな音楽や趣味すら知らないまま卒業しました。

言い方が難しいのですが、どこかで車椅子だし何かあったらどうしていいかわからない、という不安から線引きしていたのかなと思います。自分との違いにばかり意識がいって彼女自身に興味を持つ余裕がなかったというか、書いてて情けなくなりますが実際そうだったと思います。

車いすを力いっぱいおして(これも危ないからしてはいけない、という意見があるのもわかりますが)座っている方も押している方も大爆笑し、「友達といるの楽しい」という彼女たちの姿を見ていると、先々の不安を理由に線引きせずに話してみたら、私の同級生とももしかしたら気がすごく合っていた可能性もあるよなあ…と思います。

多様性と個性を重んじる精神が生き、それが所作となって生活のなかに溶け込んでいるイギリスの文化を感じる出来事でした。

私が中学生の時に感じていた線引きをもし彼女たちに言えば「車椅子だからってSo What!?」と言って笑い飛ばせる取るに足らない事なんだろうと思います。
日本にいたときに年に何度かあった身体や精神にハンデのある方々がこんなに頑張って…すごいー!はい泣いてー!みたいに仕立てられたドラマよりも、彼女たちの姿のほうが感銘を受けました。

リバプールのミュージック・フェス!

良い音楽に一体感、非日常感でフェスはもともとエモーショナルになりやすいイベントだとは思いますが、ロンドンからリバプールまで来た甲斐がありました!そしてパフォーマンスのなかで気になる曲やアーティストも見つかったので、新しい音楽に触れれるフェスはやはり楽しいですね~!
2019年はフェスではなくライブに行くことのほうが多かったですが、来年はまたフェスに行きたいです!

フェス会場近くのホテルFranks Serviced Accommodation


184 Smithdown Road, Liverpool, L15 3JR, United Kingdom

 

美味しい中華料理Mei Sum

393 Smithdown Road, Liverpool, L15 3JJ