貧血でOVO Arena Wembleyのメディカルチームにお世話になった話

コロナ前に予約して、ずっと延期を繰り返してたイベントがついに開催される!とのことで、ウェンブリースタジアムの真横にある、OVO Arena Wembleyへ行ってきました。

結果から言うと、直前に貧血(熱中症?)を起こしてショーは見れなかったのですが、OVO Arena Wembleyのメディカルスタッフさんの対応が素晴らしかったので、体調にもっと気をつけようという自戒を込めて備忘録的に綴ります。

夜19時からの公演にあわせて17時ごろウェンブリースタジアム駅へ!友人と、友人の友達2人とディナーを食べてからショーへ向かうことに。

最近新しい仕事を始めたり色々あって気疲れはあったのですが、特に目立った体調不良などもない状態でした。ディナーではお酒を2杯ほど飲みましたが、特に酔っぱらった感じもなく。

19時の入場に合わせてOVO Arena Wembleyへ向かい、セキュリティを通過して会場内へ。会場内は通気性がなく(ライブ会場なので当たり前ですが)空気が澱んで少し暑いなという感じでした。

液体の入ったボトルはセキュリティのため入口で没収されるので、まず水を買うために売店に並びました。それが物凄い列で、ぼんやり待ってましたが30分ほどして頭がふわふわし出し「ちょっと貧血かな?」と思い、友人に断りを入れて近くの席に座っていました。

友人が水を買ってきてくれたのですが、これだけ多くの人が水を購入するので全然冷えておらず、ショーも始まるし席に向かおうかという時に全然立ってられる状態でないくらい、目の前がホワイトアウトし耳鳴り(というか水の中にいるような感じ)がして、結局その場で倒れ込んでしまいました。

普段あまり体調を崩したりしないので、これにはビックリ。友人もさっきまでケラケラ笑ってた人間がいきなり倒れて、めちゃくちゃビックリしたと思いますが、幸いなことに近くにメディカルスタッフがいて、友人が呼んでくれすぐに助けてもらえました。

学校の朝礼で貧血で倒れる子結構いたなあ…とか、電車の中で人が倒れて駅でしばらく止まったことあるなあ…とか、さまざまな貧血に関する思い出(走馬灯かよって感じですが)が頭をグルグル。

指の先に何か機械みたいなのをつけられたので「これはコロナのハイテクなPCR検査なのだろうか」と思ったら、心拍数を測る機械だそうです。普段病院に行かないので、こういう変化にいちいち「へえ〜すげえ〜」と思う冷静な自分もいました。

あと、イギリスの大学に通ってた時に事故で人差し指の爪を切り落とした事があり、指先から血が溢れ出し、その光景がショックすぎて英語が全然出来ず、アイルランド人の同級生が病院で色々手続きや説明をしてくれたのですが、今回も同じく状況にビックリしすぎて英語が全然出てこなくなりました。

というか頭も目の前もが真っ白、という言葉がピッタリで音がすごく遠くになって、日本語自体もあんまり理解できない感じでした。パニック状態。

その後は車椅子でメディカルセンター(救護室)に運ばれて、色々検査を受けることに。

指先に消毒液を塗られスタッフさんが何か言ってるけど全然理解できず「何だ何だ?」と思っているうちに、針で刺され血糖値の検査をされたり、血圧の検査や持病その他の質問を受けました。

私は注射が死ぬほど嫌いなので、友人も「針を刺すってのはわかってたけど、言ったらパニック起こしそうだったから言わなかった」と後ほど言われ、よくわかってらっしゃる…という感じでした。

コロナのこともあるし、最近になってサル痘(Monkeypox)の感染がイギリスで確認されたり、医療現場が忙しい時期に本当に申し訳なかったのですが、テキパキと対処してくれて、また非常に明るい雰囲気だったのでこちらも安心感がありました。

そんなこんなで15分ほど経つとだいぶ頭もハッキリして、友人と談笑できるようになり救護室を出て会場敷地内の座れる場所に移動しました。その後は家人が車で迎えにきてくれたので、無事家に帰る事ができました。

家人への連絡なども友人が全てやってくれ、本当に感謝感謝。彼女がいなかったら冗談抜きでどうしようもなかったし、せっかくのイベントに行けなくなってしまって本当に申し訳なかったです。

今回初めてこういうイベントの救護室のお世話になりましたが、救護室には10人近いスタッフが待機しており、イベントの華々しいステージの裏にこうやって支えてくれる人たちがいるんだなあ、というのを感じました。

イギリスでも日本でも色々なイベントで、メディカルスタッフを見かけてもあまり気に留めていなかったのですが、こういう自分でも予期しない事態になった時に、プロフェッショナルな人たちの対応は本当に心強いです。

私が救護室を去るときも、違う女性がスタッフに連れられて入室していたので、こういうイベントごとで体調不良になる人って結構いるのかなと思いました。今まで全く無縁だったけど、イベント会場の裏側で働く人々を知る出来事でした。

来月もOVO Arena Wembleyで開催されるライブに行く予定なので、今度こそ体調を万全にしてライブを楽しみたいです!

今回の体調不良を自分なりに考えた結果、在宅勤務歴が3年目に突入し慢性的に運動不足なことや、日本からの帰国と転職が同時期にあって中々精神的に落ち着かないこと、会場が暑かったのと水が手元になかったこと、などが重なり合ったのが要因かなあと思います。

仕事中は1時間に1回はストレッチしたりすると良い、というのはわかっているのですが集中すると何時間もぶっ続けでずっと制作したりするので、そういう働き方の見直しや、定期的にゆっくりと過ごす週末を設ける(週末は大体遊び回ってる)など色々工夫して行こうと思いました。

最近ロリポップ支払い遅延といい反省することばかりやらかしてるので、自分のペースがだいぶ乱れてるのかなー…と思うので、うまく自分のペースを再構築できるよう気をつけて生活していきたいです。という反省文。