入社の挨拶で「マンチェスター・シティをサポートしています、よろしくおねがいします」と言ったのですが、その後入社する社員たちが「力不足な面もあるかと思いますが…云々」と言っているのを見て「ああ、そういう事を言うべきだったのか…」と自分のコミュ障っぷりをひしひしと感じた事が…。
そんなマンチェスター・シティの試合観戦に同僚と3人で行ってきました。一緒に行ってくれる同僚が出来たので社会人失格の自己紹介も今や良い思い出です。社会人よりもマンチェスター・シティだ!
めちゃ寒いマンチェスターの冬に凍えながらサッカー観戦へ!
マンチェスターは北イングランドの工業都市で、ロンドンから鉄道で2時間~2時間半ほど。
冬のマンチェスターはロンドンの比にならないレベルに寒かったです。観戦中もスタジアムに吹き荒れる風が痛いほどで、「なんやねんこれ、なんやねん意味全然わからんし」としか言えませんでした。
マンチェスターに限らず冬のイギリスでのサッカー観戦は防寒をしっかりしないと体調が悪くなるほど寒いです。私はもともと寒さに弱いのでサッカー観戦は毎回命がけ(ドラマクイーン)
寒がりの自覚がある方は観戦する時に以下の準備をオススメします~。
- 厚手のコート
- マフラー
- 帽子
- 手袋
- ヒートテック
- カイロ(腰、背中、足)
特にマフラーは大きめの首から冷たい空気が流れ込まないものをオススメします。
エミレーツ・スタジアムでアーセナルVSマンチェスター・シティを観戦した時は、強風にあおられた雪が狂ったように舞い、その試合とこのマンチェスター滞在では大好きなドリンクも寒すぎて飲めませんでした。
24時間のマンチェスター滞在!行きしなホテルをキャンセルされる
試合は20時キックオフなので午前中は出勤し、午後から鉄道に乗り込みました。往復60ポンドほど。
翌日の朝マンチェスターを出発し、ロンドンに戻ってそのまま午後出社というサッカー観戦のためだけの24時間滞在です。
電車に乗り込んで後はお菓子とドリンクとカントリーサイドの風景を楽しみながらの旅だぜ~とのんきに構えていたのですが、何の気なしホテルの場所を確認しようとAirbnbのアプリを開いたら…キャンセルの文字が!
同僚が急いで電話をかけるものの、鉄道がトンネルをくぐったり電波が悪かったりで何度もかけなおすはめになり、相手の言い分は「法律でそのあたりのエリア宿泊禁止になった、返金しといたから確認してね!」とのこと。本当かよ!
鉄道はすでにマンチェスターに向かっているので怒っても仕方ない、ということで急いでブッキングドットコムで代わりの宿を探すことに…ですが試合の影響か中心部のホテルはほぼ満員。「ドイツ人がマンチェスターのホテル全部とった!」と言いがかりを付けながら探すけど全然ない…。
このままいけば野宿か…と絶望感漂っていましたが、なんとかホテルに宿泊出来ました。
駅⇔ホテル⇔スタジアムもウーバーで20分以下で移動出来て便利でした。
ホテルのスタッフも「サッカー観に来たの?」とフレンドリーに話しかけてくれたり(でもシティサポーターではなかった)突然の宿無しからなんとか温かい寝床をゲットできました。
3人部屋だったので修学旅行みたいで楽しかったです。
腹が減っては戦はできぬ!チャイナタウンのレストランで腹ごしらえ
とにかく寒いので、何か温まるもの…!ということでこういう時は慣れ親しんだアジアの味に限ります。
マンチェスターにはロンドンと同じくチャイナ・タウンがあるのでそこで早めの夕食をとることに。
となりに座っていた中国人学生2人組にオススメを聞きつつ注文しました。
冷えた体に温かい中華料理めちゃくちゃ美味しかったです。入店した時は時間がはやかったのか人がいませんでしたが、徐々に増え去る頃には満席になっていました。
59 Faulkner St, Manchester
ホテルに寄って荷物を置いたり服を着込んでタクシーでスタジアムへ向かいます。
マンチェスターシティのホーム エティハド・スタジアム
ついにマンチェスター・シティのホーム、エティハド・スタジアムに到着!初ホーム!家がトッテナム・サポーターでいつも一人でシティを応援しているので感激しました。
噂には聞いていましたが近代的でかっこいいスタジアムです。スタジアム近くのフィッシュ・アンド・チップス屋さんのまわりは腹ごしらえしている人がたくさん、通り過ぎる人のなかには日本人も多くいました。
試合前に推しのユニフォームやらグッズを買うためにスーベニアショップへ。
スーベニアショップ、外から見るとなかが暗くて「この稼ぎ時に閉まってる!?」とびっくりしたのですが、ちゃんと開いておりました。
中は凄まじい人でユニフォームがどこで売っているのか、印字はどこでしてくれるのかよくわからなかったのですが、1階で無地のユニフォームをもって2階で印字して貰えました。
試合前は多くの人がユニフォーム購入をする&印字に少し時間がかかるので、かなり時間に余裕を持っていった方がいいです。私は1時間あればグッズもたくさん買えるだろうと思っていましたが、もう少し余裕をもって行くべきでした。
またネットで見た時に「ショップで実物みて買おうか決めよう」と思ったものの中には取り扱ってないものもありました。
やった~~!
ロンドンでもパブに観戦にいく時や家で観戦会を開く時は着ております。
パブではトッテナム・ホットスパー・サポーターの家族に混じってシティのユニをきているので、他のお客さんに「こいつは一体なんだ」「なんでロンドンに住んでるのにマンチェスターのクラブを応援してるんだ」とよく話しかけられますが、一人でも楽しいのでもう何でもいいです。
大興奮のホームスタジアム観戦
VSシャルケということでアウェイ席のドイツ人サポーターが楽器を鳴らしまくり、叫びまくりで、迫力満点でした。ドルトムントといい熱量がやばい。
シティを応援するキッカケになったアグエロのゴールをホームで見れたらいいなあ…と思っていたら一点目がアグエロ、サネ、スターリングと続いてシティが7点を入れて勝ちました!圧勝!
前回はアウェイのエミレーツ・スタジアムでの観戦だったのですが、ホーム・スタジアムの独特の空気は本当に楽しかったです!
試合内容としては圧勝すぎてスリルはなかったものの好きな選手たちのゴールとホームでの勝利を味わえたのはとても嬉しかったです。選手の表情まで見えボールを蹴る音が聞こえる席だったので臨場感がすごくて、本当にマンチェスターが地元ならな~~!と思いました。
サネはTVでみるよりも小顔で可愛かった…!
4点目超えたあたりからアウェイ席がどんどん静かになっていきました。
国内のロンドンですらもし負けてたら「遠くロンドンから来たのにいいい!」と大泣きしてたと思うので、シャルケサポーターの気持ちを考えると複雑ですが、シティの勝利を見れて良かったです!
帰りはスタジアム近くで立ち往生!タクシーが全然捕まらず…
行きと同じく帰りもタクシーを使おうとウーバー予約を試みるものの、キャンセル続きで全然捕まえることができず…。寒いのでスタジアム近くのマクドナルドに逃げ込み、タクシーを待ちました。
スタジアムまわりすごい人だしアクセスしにくそうだしなー…と土地勘がないので電車を使ってそのあとまたホテルまで行くのも…うーんスタジアムからのほうが近いのに…と3人で相談しあっているうちに何とかタクシーに拾ってもらえました。
これ3人いたので「まあどうにかなるよ、そんなことよりポテト食べよう」という感じでしたが、シティサポとシャルケサポが入り乱れるマクドナルドで一人ぼっちだったら心細かっただろうなと思います。
帰りのタクシーの運転手さんがリヴァプール・サポーターでひんやりした空気を感じましたが、ホテルに無事着き明日の仕事にそなえて寝るつもりが結局喋ったり何たりで深夜就寝でした。
次はマンチェスター観光もしたい!
今回は来てサッカーみて帰る、というスケジュールだったので、結局マンチェスターを全然見ぬまま終わってしまいました。
美味しい中華料理店を見つけシンボルの蜂があしらわれたグラフィティや植木鉢などがあるのがわかったくらいで、街のことは全然わからず。
リバプール、バーミンガムと共に産業革命を支えた街なので歴史的な面もおもしろいでしょうし、また次回ゆっくり来たいな~と行ってたらまたサッカーのシーズンに突入したので試合+観光で予定を組んでみようかな。
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