おみくじをひきに…京都 六波羅蜜寺と六道珍皇寺、幽霊飴を求めて五条へ

今年の2月某日、PCR検査を受けに京都駅に降り立ちました。

京都駅は大学時代に利用していた駅なので、懐かしい気持ちと、観光客が消えた京都の風景に相変わらず慣れず、なんとも不思議な気持ちになります。

冬の京都、京都駅から五条までぶらり散歩

PCR検査を済ませて、京都駅から五条まで30分程度歩きます。

イギリスに帰る前に、六波羅蜜寺のおみくじを引いておきたかったのです。六波羅蜜寺のおみくじはよくある「大吉」とか「小吉」みたいなものではなく、かなり事細かくその年のことが書いてあります。

カウンター前に、各誕生日の番号を見れるバインダーがあるのでそれを見て、僧侶の方に伝えると結果が書かれた紙をもらえます。



あまり占いの類を信じてはいないのですが、新年が明けたら六波羅蜜寺のおみくじをひきに行く、というのが習慣になっていて、なんとなくイギリス帰国前に行ってみようと思った次第です。

山に囲まれた風景を見ると日本だなあと思います。

日本大好きだけど、日本社会に全然馴染めずイギリスに住む方が精神的には良いと思うのですが、時々この国で普通に暮らしてたら、それはそれで楽しかっただろうなあと思います。その普通に馴染めなかったので、どうしようもないのですが…。

観光地じゃない住宅地はその土地の暮らしが見えるのが良いです。町内掲示板系も面白い。

細かく書かれたおみくじが面白い、京都 六波羅蜜寺

六波羅蜜寺に到着!銭洗弁天などで五円玉を洗ったりお参りした後、本堂におみくじカウンターへ向かいます。

サラリーマン風の男性や、若い女性など様々な人で成された列が出来ていました。

おみくじの結果は…専門分野を極めるには良い年だけど情緒不安定になりやすい、あまり調子に乗るなよ、って感じですかね。

一番気になる仕事運は「会社員にとっては理不尽な時」とのこと。帰国後すぐにIT会社に就職したのに3ヶ月で辞めるという失態をやらかしたので、当たってるかな?と思ったけど、これは会社の方が理不尽な思いをしたかな…笑。

9月からまた会社員に戻るので、理不尽なことあんまり起きないと良いなあ、と思いますが起きたら起きたで臨機応変に対応するしかないですね。



小野篁の井戸伝説、地獄への入り口がある六道珍皇寺

小野篁が井戸を通って地獄へ通った、という伝説が残る六道珍皇寺。その井戸がいまだに残っているのも驚き。

かつてツイッターオタク仲間と聖地巡礼の一つとして、結構な回数で訪れた場所です笑。ここの和尚さんはものすごくエキセントリックで面白いです。

お寺としても新しいことをどんどん取り入れて、とても柔軟性があります。小野篁は異人だったのではないか…など様々な説も残っていますが、地獄へ通った、という現実離れたしストーリーも、このお寺からなら生まれてもおかしくないというか。

日本には鬼や地獄をテーマにした作品がたくさん残っていますが、人間と交流したりどこか人情味溢れるストーリーもあり、ヨーロッパの悪魔は絶対に悪魔!みたいな視点とはまた違うのが面白いです。

この日はふらりと立ち寄っただけなのですが、また井戸を見たりお寺が所蔵している美術品をみたいなあ〜お寺の内部自体も歴史ある建物なのでとても趣があります!合宿などにも使われているそうで、お寺がそういう身近な使われ方してるの良いな。

幽霊飴を買いに、みなとや幽霊子育飴本舗へ

親に五条行くなら幽霊飴買ってきて、と言われたのでみなとや幽霊子育飴本舗へ。

幽霊飴ってめちゃくちゃ美味しい!!!大好き!!!って感じではないのですが、五条に行くと家族から「幽霊飴買ってきて」と毎回言われるので、謎の中毒性があるのかな…?

(そして買うたびに「そうだそうだ、子育飴だ、幽霊飴じゃないんだな」と思うけど、やっぱり幽霊飴って呼んじゃう)



亡くなった母親が子供のため飴を買いにきた…という伝説が残る幽霊飴。こういう伝説や歴史上の出来事が日常に溶け込んでいるから、京都を歩くのは面白いです。

そのまま五条から四条へ移動します。

おみくじとお守りを買いに八坂神社へ

イギリス人に頼まれているお守りを買うついでに、八坂神社でもおみくじをひきました。

毎年八坂さんでお守りを買っているのですが、今年は鈴虫寺に浮気したので自分の分は買わず…でもイギリス人にお守り買うし…海を渡って運ぶし…おこぼれでご加護があったら良いな、という精神で本日も生きております。厚かましい日本人代表。



おみくじは吉でした!仕事運は「成功し信頼が増す時」との頃。

7月まではうまくいかなかったけど、これからはうまく行くのか?!でも六波羅蜜寺のおみくじとしては、調子に乗るな、とのことなので、コツコツと精進いたします〜成功して信頼増してくれ〜!

そんなわけで京都駅〜五条〜四条を一人ぶらり散歩な1日でした。

中学生や高校生の時に、京都の寺社や路地をよく散策していたのでその日のことを思い出しました。一人で考え事しながら街を散策するの、気分も晴れるしイギリスでも続けたい!

この記事の写真はiPhone8で撮影したのですが、今使っているiPhone13に比べたら画素が全然違うくてiPhone13持ってまた日本に戻りたいです!