14時すぎに群馬県前橋市に到着、この日は萩原朔太郎(萩原家)のお墓参りに行くことに。
お墓があるのは、白法山政淳寺(しょうじゅんじ)なのは事前に調べていたのですが、行き方がどうにもわからないまま…。
近くまでバスは出ているみたいだけど、バス停から結構歩くみたいだし、これ山道なのかしら…?という、土地勘が全くないのでこれは地元の人に聞くのが一番!ということで、前橋駅内にある観光案内所へ向かいます。
観光案内所はお土産物屋さんの奥にあり、さっそく行き方を聞いたのですが「政淳寺」と伝えても「萩原朔太郎のお墓があるお寺です」と伝えても「聞いたことないですね」という反応。
前回綴った同僚のように、群馬県で萩原朔太郎はあまり親しまれてないのだろうかと不安になりつつも、住所をつたえると「これはバスで行かない方がいいですね、地元の人じゃないでしょう?冬だし暗くなるのが早いから、帰ってこれなくなったら大変ですよ」と言われました。
というわけで、北口とは逆のタクシー乗り場へ。
運転手さんに事情を説明しましたが「聞いたことないお寺ですね」とこちらでも言われましたが「お墓参りしてる間、待機しておきますよ」と言われ、往復7,000円で連れて行ってもらいました。
東京から群馬への上越新幹線往復が8,000円ほどだったので、前橋市内で7,000円かあ…
と、思っていたのですが、大通りを抜けてどんどん周りが山道になり、くねりまくった道を上っていくのをみて「バスにしなくて良かった~」と思いました!
群馬県は道路や、駅前のロータリーの広さをみても車社会なんだと思いますが、もしかしたら萩原朔太郎のお墓へはみんな車でいくからタクシーの人も知らなかったのかなあ…と思いつつ、20分くらいで政淳寺に到着。
お寺の敷地内にパーキングエリアもあり、タクシーにはそこで待ってて貰うことに。
敷地自体は結構ひろく、誰も人がいませんでした。
本堂(だと思う)の前には、萩原朔太郎のお墓に関する案内が建てられていました。
本堂の右手にまっすぐな道が墓地へと続いています。
お墓の前にも案内が。
関西を発って数時間、やっとお墓にたどり着きました!お墓にはキレイに花がお供えされていました。
萩原朔太郎はお酒が好きだったということで、事前に駅前で購入した「赤城山」という群馬県の地酒をお供え。
※お供え物は置いたままにするのではなく持ち帰るよう看板に書いてあったため、持ち帰りました。
画像検索をすると、晴れた日の政淳寺は植えられた松が青々としてとても美しいのですが、私が訪れた時はどんよりとした曇り空が広がっていました。萩原朔太郎の詩に漂う寂しさや侘しさは、北関東の陰鬱な冬の空からも影響があったんだろうなあ、という気持ちになります。
群馬県の空はポーランドやチェコで感じた空の重苦しさに似ている気がします。
20分ほどぼんやりしてタクシーに乗り込み、萩原朔太郎記念前橋文学館の前で下ろしてもらいました。文学館のまえにある萩原朔太郎記念館を見学後、一旦滞在先に戻ることに。
群馬といえば温泉が有名なので、温泉付き旅館に泊まりたかったけどいかんせん車がない、ということで前橋駅の真ん前にある東横インに滞在しました。
ローソンも近くにあるし、駅前だし、スタッフさんも親切で大満足でした!
そして群馬といえば日本酒が有名!水がきれいな県のお酒は美味しいですよね~ということで、夕ご飯を食べに行くことに。
真宗大谷派 白法山 政淳寺
〒371-0048 群馬県前橋市田口町754-4
公式サイトはこちら!
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