コッツウォルズの小さな街バーフォードで過ごす週末

悠々と広がる丘陵に羊が寝そべり、絵本の世界のようなはちみつ色の家々が並ぶコッツウォルズは日本人にとても人気のあるエリアです。

でも「コッツウォルズ」と一言でいっても広範囲に小さな村々が点在し、それぞれ違った特色を持っています。旅行に行くときはどこの村に行くか迷う事も…。

今回はコッツウォルズに初めていく方にオススメ!ティールーム、パブ、アンティークB&Bがすべて徒歩で回れるバーフォードをご紹介します。

徒歩で回れる小さな町バーフォード

コッツウォルズ

バーフォードといえば有名なティールームHUFFKIN’Sの本店があります。アフタヌーンティーやクリームティー、軽食にアルコールまで楽しめる可愛いお店です。オリジナル・グッズのバッグや茶葉も併設ショップで売られているので、休憩がてらお土産を探すことも出来ます!

コッツウォルズ

チェーン店が多いロンドンに比べバーフォードは個人経営のお店が多く本屋MaDHATTER BOOK SHOPもその一つ。店内にはコッツウォルズに特化した本のコーナーも。ローカルの人と談笑するオーナーさんの姿から地元に根付く本屋さんなのがわかります。

本を購入すると手作りのショップバッグに入れてくれ、一人ひとりのお客さんを大事にしているのが伝わってきます。街を散策していると地元で作られたチーズを専門にしたショップや美味しそうなパンが並ぶベーカリーなど、イギリスののどかなカントリーサイドの人々の生活が垣間見れるお店がたくさんあります。

アンティークホテル Pytts House

昔のイギリスはパブと宿場がセットだった事が多くその名残で、多くのパブは宿泊施設と併設されています。バーフォードは坂道にお店が並んでいるので、歩き疲れたらパブに入ってパイントを楽しみつつ休憩!年季の入った重厚感のある内装に歴史を感じます。

他にもアンティークショップやデザイナージュエリーショップなども立ち並んでおり、個性的な品物を探している方にとってバーフォードは一日ゆっくり楽しめる街です!

アンティークに囲まれたB&B !手作りのイングリッシュ・ブレックファスト

コッツウォルズ

たった2部屋しかない小さなB&Bはオーナーが集めたアンティークが飾られ、現実世界と切り離されたような静かで穏やかな時間が流れています。

お部屋の家具や食器ももちろんアンティーク、ドールハウスや貴族のお屋敷に迷い込んだような気分に!窓からはオーナーが手入れしたイングリッシュ・ガーデンをみることが出来ます。

メインストリートから徒歩15分程度にも関わらず、聞こえるのは雨の音や小鳥のさえずりと木々のざわめきのみ!街中にいると聞き逃してしまう自然音と目に優しい色彩のインテリアはリラクゼーションにピッタリでした。

夕食はオーナーオススメ、日常会話から政治まで議論好きなイギリス人で賑わう地元のパブへ。食事を楽しみ暗くなった道(※街灯が少なく車が通るため、スマホの懐中電灯で足元を照らしながら歩くのがオススメ)を抜け、ほろ酔いのままフレンチ・アンティークのベッドで眠りました。

コッツウォルズ

宿泊部屋とはまた毛色の違うエレガントなアンティークが飾られたダイニングルームで、朝はオーナー手作りのイングリッシュ・ブレックファストを頂けます。食器もセンスが良く出来立ての朝食をゆっくり堪能できます。

気さくなオーナーはゆっくり話してくれるため英語に自信がなくても安心です。まるでイギリスの郊外に住む遠い親戚の家に来たような気持ちになれます!

残念ながら私が滞在した時は雨が降り続け美しいお庭へ行くこと出来なかったのですが、また来年の夏コッツウォルズ旅行の時に立ち寄りたいと思えるほど素晴らしい思い出ができたB&Bでした。

カントリーサイドの空気を味わいたい人に

たくさんの村々が集まっていて見どころが多いコッツウォルズ、沢山周るのも良いけれど一つの村に滞在しゆっくり街を散策したりB&Bでのんびり過ごすとこのエリアが持つのどかさを心行くまで楽しめます。バーフォードはそんなのんびりした旅が好きな人に是非滞在して頂きたい村です。