さよなら俺たちのコメディパブと、午前3時の花屋

先週は仕事が終わったらセントラルで人と会ったり、人の家にお邪魔したり、出かけたり…とにかく人と会う機会がすごく多い週でした。

年末から一月初旬は色々考えて悶々とした時間が多かったのですが、1月半ばからある意味吹っ切れたというか淡々と仕事をこなし、人と会う機会や話す場面を増やして春に向けて下準備している感じです。

過去お世話になった上司たちや元同僚、友人たち、新しく知り合った人たちなどなど…今までは現状をどうにかしようと考えるばかりでしたが、視点を変えて人とたくさん関わるようになったら面白い話やこれから関わっていけそうな話を色々もらって、早く2月が終わらないかなあと楽しみです。



郊外からロンドンに舞い戻って早4ヶ月(内1ヶ月は出張でいなかったけど…)フラットでの暮らしはだいぶ安定し、まだ荷解きしていない箱もありますがそれらも3月以降時間が出来たら順々にやっていこうと思います。

そして、長らくロンドンの街を歩くことができていないので、3月のお天気がいい日はロンドンを歩きまわりたいなーとぼんやり考えています。シティオブロンドン、テムズ川沿、バーウィックストリートエリア、ヴィクトリアアンドアルバート、ポートレートギャラリーなどなど、行きたいところを挙げたらキリがないのですが、時間に追われず留学生だった時のようにこの街の風景をゆっくり観察したいです。

そういえば、このブログでも何度か取り上げているレスタースクエアの「コメディパブ」がなんと「コーチハウス」という名前のパブに!フードメニューも代わり、運営会社かオーナーが変わったのかもしれません。

行く場所に困ったらとりあえずここ!というくらい、よく行っていたので名前の変更は少し寂しい…でも内装は相変わらず。この日は異常に混んでいたのですが、シアター前のディナーに訪れた人が多かったようです。ロンドンもコロナ規制が終わって、以前の賑やかな夜が戻ってきました。

フードメニューは少し小洒落た感じになりました。前のフライドチキン!オニオンリング!カラマリー!みたいなザ・パブフード好きだった&量が多かったのでシェアしやすかったので、少し残念。

この日は「ああしたい、こんなことがしたい」というアイデアを話あう場面があって、久々にクリエイティブな空気に触れることが出来ました。今までの人生どっぷりとクリエイティブ畑にいたので、懐かしいような気持ちとやっぱり前向きなパッションがないと物事うまくいかないな、という再確認になりました。

こうやって属する世界がたくさんあると、自分では「ここは踏ん張るべきところなのか?それとも逃げた方がいいのか?」と迷った時に客観的な意見をもらえたり、人の頑張る姿や何かのプロセス上にいるのを見ると自分の今の状況で何をすればいいのか、を考える機会やアイデアを貰えます。

狭い世界にいると自分の視野もどんどん狭くなっていってしまい、そういう中で生きるのすごく苦手だよなあ…じゃあ行動を起こしてどうにかしよう!と思えたのは、1月半ばから意識的に人と接する機会を増やしたからで、コミュニケーションって大事だなと思うのでした。

夜も更けたロンドン。



地下鉄のバスキングにのせて、カップルが優雅にダンスしていました。地下鉄乗り場がダンスホールやライブ会場になったり、イギリスのこういう大らかさや創造力を信じる姿勢はすごく好きなところです。

そして金曜日は在宅勤務で、木曜日の夜の余韻があったので心穏やかに過ごすことが出来ました。

週末、まずは家から歩いて3分のイタリアンコーヒーのカフェでフラットホワイトを飲んで目を覚まします。

その後は友達の家に遊びにいって、結局午前3時まで食べたり飲んだりしていました。疲れは溜まっていたけど、ご飯を一緒に食べるってやっぱりいいなあ。色々話したり旅行の話題が出たりで、すごく楽しかった。

そして帰りの地下鉄駅前、朝3時なのにお花屋さんが…友人と「え、3時だよ、どうなってるの??」と混乱したのですが多分バレンタインデーだからではないか、とのこと。そうなのかなあ、どうなのだろう。

暗闇の中突然ヴィヴィッドな色彩の洪水と暖かな光があって、酔っ払いすぎて幻を見ているのかしら、と思うくらい不思議な感じでした。

地下鉄はこんな時間なのに多くの人が乗っていました。みんなバレンタインを祝った帰りなのか、それとも夜遊びや仕事帰りなのか…久々にナイトチューブに乗ったのですが、この深夜〜早朝にかけての疲れたハイテンションみたいな空気も久々。

早朝の鳥の囀りが聞こえる、まだまだ暗い冬の朝を歩きながら、早く3月にならないかなあーあれもしたいしこれもしよう、と今からすごく楽しみです!