ドイツに留学中の従兄弟がロンドンに遊びに来ました。
トリーア(Trier)というドイツの小さな街で勉学に励んでいるそうです。従兄弟と会うのは10年ぶり、最後に会った時は小学生だったのに今や立派な大学生になっててビックリ。
従兄弟の名前にはヨーロッパを意味する漢字が入っているので、やっぱり名前に込められた意味ってのは人生に影響してくるな…と思いつつ4親等の親族が訪ねてくるのは初めてなので嬉しかったです。
従兄弟は到着した翌日、早速ロンドンの街へ散策に出かけました。従兄弟が出てすぐどこかの家の猫がやってきて家でのんびりしていました。相変わらず誰の猫かは謎。
今回、従兄弟の滞在に合わせてエアベッドを買いました。畳めばコンパクトになるし、電気ポンプで膨らますのも簡単で重宝しております。本当はもう少し高さがあるのが欲しかったのですが値段が一気に跳ね上がったので、マットレスタイプのものにしました。
この日は少数の友人を呼んで私のプチお誕生日会だったので、バタバタと掃除をしてお昼からゲストをお出迎え。
友人の一人がディアマンクッキーを作ってきてくれて、サクサクでおいしかったです。お菓子作り普段しないそうですが、甘さ控えめでパクパク食べれました。
この日はウーバーイーツで何か頼もう〜と言いつつ、ハニーマスタードチキンやソーセージロールなどのおつまみを食べながらメインの前にワインが進む進む…。
最初はMetroからピザやパスタを頼もうと思っていたのですが、デリバリーはやっておらず前頼んでおいしかったFinsbury ParkにあるPizzeria Pappagoneから注文しました。安定の美味しさです。
以前ローマへパーティーの参加者の一人と行った時に、パスタのすごく美味しいレストランで「ペンネアラビアータが食べたい!」といって、ボコボコにしばかれたことがある(※ペンネアラビアータはわざわざレストランで食べなくても家で作れる、という理由)のですが今回は誕生日の主役だから何を頼んでもいいと言われたのでペンネアラビアータも頼みました!
ペンネアラビアータ…お酒にあっておいしいんですが同行したもう一人の友人からも「マジで信じられない」と言われ今でも笑い話になっています。好きなんだけどな〜。
そしてケーキは事前に友人に頼んでいたイチゴのタルトでした!
食べるのが勿体無いくらいかわいい…イチゴはタルト生地とあわせると最高においしいですよね!
そして誕生日プレゼントには友人たちから指輪をいただきました!小指と親指以外、指輪をはめているのですがどれもシンプルなものなのでチャーム付き嬉しいです。
その後はイタリアンをつまみ(結局ペンネアラビアータはワインに合う、ということでめちゃくちゃ売れてました)喋り倒してたらロンドン散策を終えて従兄弟が帰ってきました。
彼からしたら親より上の年齢の大人たちもベロベロに酔っ払ってる状態なので大丈夫かしら…と思っていたのですが、酔っ払いたちに絡まれまくり。Z世代の受難。
私も含めお酒が好きだとこうなってしまうんだよ、といういい教訓になったのではないかと思います。
ハロッズで購入したというテディベアは酔っ払いたちが「やわらかーい、ほしいー!」ともみくちゃにしており、普段ロンドンで生活していると「ザ・ロンドン」のものに触れないので中々新鮮でした。
カノジョへのお土産として買ったけどかわいいし自分のにしようかな〜と悩んでおりましたが、ハロッズのテディベアをカノジョに買うような人生を送りたかったぜ!
友人たちが帰った後はロンドンで何してたかを聞きながら引き続き飲み。
彼の父が獣医なので猫のイラスト買った〜と見せてもらったらルイス・ウェインでビックリ!ルイス・ウェインの作品がこうやって販売されてるとは…大英博物館で購入したそうです。感慨深い…。
従兄弟の家は猫がたくさん飼われており、子供の時に「その子たちは輸血用だよ」と聞かされ恐れ慄いたのですが、叔父は普通に猫が好きだという話を今回聞いて安心しました笑。
そしてサッカーが好きらしく翌日はアーセナルかチェルシーかトッテナムのスタジアムに行こうかな〜と言っていたので、すかさずシティを推しユニとタオルマフラーを献上しました。
今後シティをサポートしてくれる可能性はなきにしもあらず、こういう地道な布教が未来に繋がっていくのだ…。
翌日、従兄弟がロンドン散策から戻りそのままフィンチュリーのフィッシュ&チップスのお店Two Brothers Fish Restaurantへ夕食に出かけました。イギリスらしい食べ物といえばやっぱりF&C、この日はレストランでジャズの演奏が行われておりました。
従兄弟は初フィッシュ&チップスで「味があんまりしないね」と言っておりました。
イギリスに住んで長くなるとお酢と塩を振って食べるのが当たり前になっておりますが、私もイギリスに来た当初は「なんで下味がついてないんだろう」と不思議に思ったのを思い出しました。
私も従兄弟と同じ年齢でイギリスに留学し毎日いろいろなことに驚きながら過ごしていたけど、もうそれから随分時間が経ったんだなあと改めて感じました、よぼよぼ…。
そのあとはTESCOの横にあるThe Joinersでビールを一杯。翌日、シティエアポートから従兄弟はドイツに戻りました。
今年末か来年初旬に日本へ一時帰国を考えているので、彼の地元か大学のある県でまた会えたらいいなあと思います。なんだかあっという間だったな。
従姉妹の娘(たぶん今や高校生)にも「いつかイギリスに行ってみたい」と以前言われており、親族に海外移住した人間がいると下の世代は外に出やすいんだな、私のような飲んだくれ日本人も未来を担う世代が海外やイギリスに来るキッカケになるのは良いことですね。俺の屍を越えてゆけ。
従兄弟を見送った日の午後、また誰かの家の猫が登場。片付けようと思ってたエアベッドで湯たんぽを枕にしてしばらく寝ていました。爪研ぎしないかハラハラ。
この猫、毎日欠かさず来るのに来客中は絶対に姿を見せません。従兄弟や友人にも「猫が来るかも〜」といってたんですが、人がいない時にのみ来ます。猫はそういうセンサーがあるのかしら?
その後「のるな〜!」という静止を振り切って、テーブルの上で香箱座り。
フワフワが帰った後に小さな猫が遊びに来ました。
そんなわけで8月も下旬。そろそろ夏の終わりの気配が濃ゆくなってきました。今年は冷夏だったなあ。誕生日会もしたし、結婚式にも出席したり、従兄弟もきたし夏の思い出ができてよかったです。
コメント