ロンドンから20分くらい離れた郊外の街から、利便性を考えてまたロンドンへ舞い戻ってきました。フラット探しに振り回された3ヶ月を送ったので、その記録を…。
結論から先に書くと、以前ロンドンに住んでいた家から徒歩10分圏内に決まりました笑。留学時代も移住後もずっとそのエリアに住んでいたので、縁があるのかなと思います。
こちらの記事は賃貸フラット事情に特化しているため、ルームレント・ハウスシェアはまた事情が違うかもです。
ロンドンでの賃貸フラット探しで利用したサイト
現地オンラインサイト Zoopla 、 Rightmove、OpenRent を使いました。
ZooplaとRightmove
家探しといえば名前が上がるウェブサイト。条件を入力して色々な物件を検索できます。掲載されている物件は似たり寄ったりですが、時々片方にしか載ってない物件もあるので、両サイトチェックするのがおすすめ。
OpenRent
大家さんと直接やりとりできるウェブサイト。このページにしか載っていない物件もあります。
やりとりは基本的に電話でした。英語で電話苦手なので苦行…。仕事中で電話が取れない場合は「ミーティングで電話取れないからメールで送って!」と伝えると対応して貰えたので、どうしても聞き取れない場合はメールで送ってもらうのもアリです。
(ただ物件探しはスピード勝負なので、メールでやりとりしている間に違う人が契約まで行ってしまう場合もあります)
ロンドンの日系不動産とMIXB(シェアハウス、駐在員向け)
一応日系不動産もあたったのですが、駐在員向け・シェアルーム・シェアハウスに特化しているところは多いものの、中々賃貸フラット(1〜2ベッドルーム)に特化しているところはなく…
ですが日系不動産はさすがサービスが良いというか、今現在の住宅マーケット事情や探し方などを丁寧に教えてくれる会社もあり有り難かったです!
家族を帯同しての駐在の場合、日系不動産はたくさん家族向け物件情報を持っているので、頼りやすいと思います。
ルームレント(シェアハウスなど)の場合はMIXBの「住まい・宿泊」情報もチェックするのがオススメです。
共通して言われたのが「ロンドンはとにかく物件不足がずっと続いている、毎日ウェブをチェックして気に入ったらビューイングに行くを繰り返すしかない」とのこと。
イギリスの不動産は連絡途絶えたり、オファー結果がこなかったり、色々ありますが…これは外国なので仕方ない…と割り切るしかないです(海外生活が長くなって何事にも期待していない笑)
家探しはなるべくストレスに影響されるのではなく、「まあ仕方ないよな」とある程度のところを割り切るか、自分から電話でガンガン問い合わせるなど行動を起こす(起こしても何もならないことも多いけど、英語の練習になるとプラスの発想をする…)などしないと、本当にしんどくなります。
この記事に行き着く人は、これからロンドンで家探しをする人がほとんどだと思いますが、いい家に巡り会えますように!
ロンドンでの家(フラット)探しの条件
賃貸・1ベッドルーム〜2ベッドルームに加え以下の条件で探しました。
- 全部屋フローリング
- 駐車場がある
- 1階(グランドフロア)
- ZONE2より外側のロンドン北部、治安が良いエリア
- 駅まで徒歩10分圏内
- リモートワークにも適している環境
- 壁の色は出来るだけ白かオフホワイト
- テラスハウスの場合は角部屋
割とネックになったのは全部屋フローリングの部分。寒い国のイギリス、床がカーペットの物件が多いのです。しかし掃除が面倒なので、フローリングが何よりも第一条件でした。
あと喫煙希望やペット有の場合などは選択肢が結構狭まると感じました。家によっては単身者のみ受け入れなど色々条件があります。
友人たちにも「すげえワガママ!イギリスの家探し舐めてる!」と散々言われ、多少の妥協は仕方ない…と覚悟していたのですが、結局全ての条件が揃ったテラスハウス角部屋を借りることができました。やったぜ!!
フラットが決まるまでの時系列
- 8月中旬:家探しを開始。どこに住むかもアヤフヤなまま、ロンドン市内、ロンドン以外の街(鉄道で20分圏内)で探しビューイングに行くも、良い知らせはなし。
- 9月初旬:鉄道の度重なるストライキやキャンセルにより、利便性を考えてロンドン北部・地下鉄沿線に絞って家探しを始める。
- 9月27日:自分の希望する条件が全て揃ったフラットAのビューイング。とても気に入ったので、その日のうちにオファー(提示価格より200ポンド上乗せ)を出す。
立会人の不動産屋さんにも、このフラットがすごく気に入った旨を伝える。
以前住んでいた人も3年半住み、とても居心地が良く住みやすかったとの情報をもらう。 - その後、不動産屋さんから「大家さんから少し待って欲しいとのこと」と連絡があり、様子見。何度か問い合わせするも特に動きなし。
- 10日3日:不動産屋さんから「大家さんが友人と事業を始めるから、フラット貸し出しは無しになった。申し訳ない」と連絡がくる。泣く。不動産屋さんのせいではないので、労いの言葉を送りフラット探し続行。
- 10月8日:少し条件に合わないフラットBのビューイング。床がカーペット、壁の一部が緑色であまり乗り気ではないものの、一生住むわけではないしとオファーを出す。
- 10月10日:オファーが受け入れられ、ホールディングデポジット(家を確保するための手付金)を振り込む。
- 10月11日:諦めたフラットAの不動産屋さんから電話があり「大家さんの友達が自己破産して結局事業は無しになった。君はあのフラットを凄く気に入ってたから、マーケットに戻す前にもしまだ興味があるならオファーを受け入れるよ」とのこと。
気変わりしやすい大家さんは怖いよなあ…と思い、不動産屋さんとお金のことなどを色々確認した後に、再オファーを出すことに。 - 10月12日:大家さんがオファーを受け入れた、とのことですが、家賃が元々の提示価格より200ポンド上乗せのままだったので「こっちはあなたの都合でホールディングデポジットを失うことになる。元々の提示額で貸し出しすべきです」とメールを不動産屋さんに送る。これで大家さんが「やっぱり貸さない!」ってなったら厄介ですが、不動産屋さんから「この理由は筋が通っている。僕がうまく話すから心配しないで!」と言われ待っていると、提示価格でオファーが受け入れられた旨のメールがくる。一安心!
- 10月14日:どんでん返しが怖いので、サインするまでフラットBは保持したまま…フラットAのリファレンス手続きに入る(収入や勤務先の確認)
- 10月20日:フラットBから全ての手続きが終わったので、あとはサインして引っ越し日を決めるだけと連絡が来る。しかしフラットAが本命なので、オファーを取り消してもらう。申し訳ない…!もちろんホールディングデポジットは返ってこない。
- 10月21日:フラットAの書類一式とイギリス政府のRight to rent code(外国人で賃貸を借りる場合、ウェブよりコードを取得して不動産屋に提出する必要がある)が送られてくる。
- 10月22日:書類に不備を見つけ不動産屋さんに連絡。書類待ち状態に。
- 10月27日:訂正された書類が届く、デポジットを支払う。
- 10月27日:書類にサインするのに立会人(不動産屋さん)が必要なので、フラットに赴いてサイン。契約完了!
- 10月30日:引っ越し
ロンドンで賃貸フラット契約までにかかった期間は約3ヶ月
同僚にも「イギリスで家を探すのは、最低3ヶ月はかかると考えたほうがいい」と言われていたのですが、きっかり3ヶ月かかりました。長かった〜…。
何が大変だったかといえば、とにかくビューイングです。仕事も9月に転職したばかりの中、時々夕方早めに抜け出してビューイングする日々は疲れました。
しかも電話でやりとりをして、ビューイングに行ってもそのフラットを確実に手に入れられるかはわからない…というのも、一体なんのためにビューイングに行ったんだか…と思うこともありましたが、こればかりは回数を重ねて気に入ったフラットを探すしかないので、途中から諦めの境地に笑。
ただ契約したフラットは、上述した通り条件が全部揃っており立地もいいので気に入っています!
引っ越し直後に1ヶ月の出張が入ったりで、未だ(12月11日)段ボールに囲まれて生活していますが、家具も色々注文したのでクリスマス休暇で整理して新年を迎えたいです。
2023年10月8日:イギリスの現地不動産屋 Talbies
お問い合わせいただいたので追記です。
ウェブサイトを使って(Rightmoveだったかな)今住んでいるフラットと契約したのですが、ウェブサイトに情報を掲載していた不動産屋は北ロンドンにある「Talbies」です。
ロンドン北部のBarnetエリアに特化した不動産屋さんで、1〜4ベッドルームのフラットやハウスの賃貸・分譲を行なっています。
シェアフラットなどは取り扱っていないのですが、一人暮らし・二人暮らし・家族連れなどには強い不動産屋さんだと思います。
連絡もスムーズでしたし、電話での英語でのやりとりもこちらがネイティブじゃないのを見越してゆっくり話してくれるなど配慮も感じました。
Talbiesのウェブにも物件が掲載されており、住みたいエリアが決まっている場合は地域密着型の不動産屋さんに直接問い合わせして物件を見せてもらうのもありかも、というかそれが一番近道かも?と思いました。
コメント