イギリスのチャリティ訪問詐欺!ドアを開けたらクレジットカード詳細を聞かれた話

うららかな4月のイギリス。風はまだ冷たいのですが、風景としてはだいぶ春めいてきました。

朝早くから家のチャイムが鳴り、アマゾンの配達日だったのでそれかと思いドアを開けたら、チャリティ訪問。

にこやかで優しそうな男性、訛りのない英語を話しながら「恵まれない子どもたちを救いませんか?」という内容のラミネートポスターを見せられました。

「パンフレットを貰えますか?」と聞くと「今は紙を削減する時代、パンフレットはありませんが後でチャリティ名で検索したらウェブを見れますよ」と言われ、そこから怒涛の勧誘が始まったのですが言っていることに整合性がなく、なんとなく怪しい…。



クレジットカードの詳細記入を急かす

チャリティの説明しながらも初っ端から「クレジットカード情報をここに記入してください」とカード情報を急かす急かす。

チャリティ団体にもノルマみたいなのがあるのかな…?と思いつつ「一度持ち帰って検討します」と、日本人サラリーマンみたいな返しをしていたのですが「カード番号を僕の前で入れるのに抵抗があるなら、ドアを閉めてやってもらって大丈夫です」とちょっとズレた返し。

同意書や申請フォームなどなしに、いきなりクレジットカード情報だけ聞いてくるってどう考えても詐欺だよな〜と思いつつ、家には自分一人しかいない、Mewsに住んでいるから人通りが全くなく逃げ場がないため穏便に帰って頂こうと思うのですが、なかなか引き下がりません。

「一度チャリティのウェブを拝見し、その後自分で申し込むのでこの場ではカード情報はお渡しできません」と伝えたのですが「まずカード情報だけは下さい」と、なんでそうなるんだよ!とツッコミたくなるような事を言い出し…。

挙げ句の果てに、カバンからゴソゴソと書類の束を出しそれをめくりながら「見てください、あなたのコミュニティの人々はこんなにも賛同してくれています」と言われたんですが、個人情報の塊を人に見せるのはもし実在しているチャリティであってもアウトすぎる…。

家族構成など家の情報を聞きまくる

会話の中で「一人で住んでいるんですか?」「ご家族は何をされているんですか?」「在宅勤務ですか?」などの質問もあって、これは空き巣や強盗の下見だろうか…と不安。

「旦那と息子と住んでて、旦那は警察官です(大嘘)」と適当に答えながらも、なかなか帰らないし逆上されたら怖い!ナイフとか持ってたらまずいし、暴力でも勝ち目なし…。

道などで変な人に声をかけられても逃げることはできますが、家って意外に逃げられないんだな…住所バレてるので逆恨みされても困るし、本当にドアを開けたのが運の尽きです。

ローカルコミュニティと大家さんへの報告

「あとでウェブを見ます」「いやいやカードを!」という押し問答が続き、最終的に「私が自由にできるお金やクレジットカードはないのです!」という、近所の人が聞いたら違う意味で心配されそうな事を喚き散らしお帰り頂きました。

その後、ネットでチャリティ名を調べたけどやっぱりウェブは存在せず。もし存在していたとしても(そういう手の込んだ詐欺もありそう)そんな信頼できない組織に寄付はできません。

とりあえずローカルコミュニティと大家さんにメールで「こういうことがありました、男性の風貌はこんな感じでした」という内容の報告を送りました。

訪問詐欺に遭うと疲れる!

今回の件は完全に詐欺だと思いますが…

対応中に「この人は新人さんで、手順がめちゃくちゃなだけでちゃんとした団体なのかも…?子供の貧困問題は取り組むべきことだし…」と微妙に疑うことへの罪悪感みたいなのがあって、チャリティの皮を被った詐欺には罪悪感によって騙される人も多いのではと感じました。

そしてコミュニティや大家さんへの報告、インターフォンの購入を検討したり、ドアを開けただけなのに色々やることが増えて疲れました。

偽警官やミサンガ詐欺なども怖いですが、まさか家の中にいて詐欺が向こうからやってくるとは思っていなかったので、今後は長々話をするのではなくスッパリドアを閉めれるようにします…。宗教勧誘なども追い払えなくて入会してしまう人もいるだろうなあ、と今回のことで実感しました。

しかしこういう詐欺によって本物のチャリティにも風評被害や寄付金が集まらないなどの皺寄せがいくと思うと、やるせない気持ちになりますね。