イギリスで転職して6週間目、大企業とベンチャー企業のカルチャーギャップ

このブログ、学生時代の友達や元同僚、イギリス&日本の友人も読んでいるので、時々感想がLINE送られてくるのですが、やはり転職に関する状況というのは其々いろんな思い出があるらしく…

  • めちゃくちゃしんどかったけど頑張って慣れた
  • これは無理だな、と思って3ヶ月目で見切りをつけて、また転職した
  • 辛かったけど次の転職のステップアップとして考え2年勤め上げた
  • 心療内科とカウンセリングにお世話になった
  • どうしても苦手な人がいて結局辞めた
  • ストレスは全くなかったけど成長できない環境だったので転職した

などなど…様々な方向を聞き「環境の変化ってしんどいもんだよな〜」と再確認したのでした。こういう自身の経験を教えてもらえると「今しんどいのも正常反応かな」と思えるので助かります、ありがとう、ありがとう。



大企業とベンチャーの文化の違いは割と大きい

6週間目、ここに来て大きな躓きを感じているのが大企業とベンチャー企業のカルチャーギャップ。

私は社会人生活約10年間、いわゆる大企業にずっと勤めていたのでベンチャー企業は今回初めてなのです。

ベンチャー企業と大企業のカルチャーギャップ、特に日系大企業と現地ベンチャー、というと上司と部下の関係性やアクティビティの違いなどを思い浮かべそうですが…私も入社するまではそういうのを思い浮かべていましたが…入社して感じたのがベンチャーは雑務量が大企業より圧倒的に多い!

ベンチャー企業の社員は専門性の高い分野にバリバリ集中!してるのと思いきや、大企業ほど総務や事務の規模が小さかったり、そもそもそういう部署がなかったりで、自分でやらなきゃいけない範囲がすごく広い…

そしてそれが専門的分野なら良いのですが、全く分野違いのことも投げられるのでヒイヒイ言っております。これがこの1ヶ月半ずっと業務量が押してた理由か〜と、発見した時はちょっとスッキリしました笑。

大企業だと、色んな部署があって、専門分野の社員がいたので投げればOK!だったのになあ…っていうかデザイナーとかマーケティングっていう職業は色んな部署に支えられた上で、クリエイティブ力を発揮できる部署だったんだなあ…と、改めて今までお世話になった他部署の方々に土下座です。「凪のお暇」かよって感じですが。

こういうのも、実際に経験してみるまでわからないものですね。

ベンチャー企業の良いところ

そんな感じで、今感じている苦しさやしんどさの根本は、今まで自分がいた大企業での環境に慣れすぎていて、ベンチャー環境に適応している最中の軋轢によるものではないかと思います。

こうやって書いていくと大企業贔屓の人間、みたいですが大企業にいた時は承認に時間がかかったり、社内政治的なことや謎のミーティング、謎の役員たちというマイナスな面もたくさん見てきたし、それらが本当に嫌いでした。



だからベンチャーに対する憧れもずっとあったし、どこかで「自分はベンチャーの方が向いているのではないか」と(根拠なき)幻想を持っていたのですが、実際ベンチャーに入って大企業がどれだけ守られた世界だったか、会社がどれだけのリソースを持っていたかを痛感しました。

▲オフィスでテイクアウトランチ会。お寿司ばっか食べてて「やっぱお寿司好きなんだね日本人は」と言われて笑う。

逆にベンチャーに入って良いな、と思ったのは決断の速さ。

大企業だと「あの人の承認、ここでプレゼン、資料を用意して…」など、一つのことをやるのに本当に時間がかかって、この時間を制作に回した方がいいのではないか、というイライラは常にありました。

ベンチャーは規模が小さい分、決まったらすぐ行動!というのは中々いいなーと思うし、今そのスピードについて行けていないので、しんどい部分でもあるのですが世の中のコンテンツ消費スピードを見ていると、承認プレゼン資料作り…をやってる場合ではないよなあ、とも感じます。

結局、大企業の安定感とベンチャーの行動の速さ、といういいとこ取りがしたいんだろうな、と自分の浅ましさを感じるのでした。ベンチャー文化、慣れるの時間かかるなこれは…。

同僚と上司とフラットな関係を築くのに不可欠なもの

また、ベンチャー企業といえば上司・同僚・部下問わずフラットな関係、空気というイメージもあるし、実際うちの会社もフラットな関係が望まれているとヒシヒシ感じます。

ここで問題になるのが日本人のシャイさ…なのですが、私はどちらかというとシャイではないものの、人を信頼するのにそこそこ時間がかかる人間なのかも、と今の会社に入って思いました。

フラットな関係を目指しての人間関係構築ではなく、信頼があるからこそフラットな関係を築けると思うので、この辺りは少し時間がかかりそうな気がします。「コミュニケーションが大事」という会社のコンセプトは尊重しますが、そこに行き着くまでのプロセスは人それぞれだよなーと改めて感じるのでした。

幸運なことに今までの社会人人生、上司ガチャがずっとSSRで、信頼してたからこそ仕事を頑張れたし、すごくしょうもない(でも練ったら良くなりそうな)アイデアを話せたりしてたのですが、その信頼の入り口ってなんだったかな…と改めて考えると思い出せないものですな。

社内の不満は社外で吐いて忘れようの法則

社内での理不尽な出来事や愚痴、ついつい事情がわかる社内の同僚に言いたくなりますが、そういうことを繰り返すと全体の士気が下がって、自分のモチベーションも下がり…

という悪循環に陥るので、出来るだけ社外の友人や親に(コンプラに引っかからない程度に)話して、スッキリするというのが一番理想的なのですが、今回ミーティングの流れの中でついつい弱音や愚痴がこぼれて、あんまり良くなかったなーと反省。

感情のコントロールが出来なかったということは、思ってるより切羽詰まってるなーストレス溜まってるんだろうなー…そんな時は3人勘女オモコロチャンネルSakuTomo ch見て、ビール飲んで寝るしかないですね。

あと、10月ストライキとか鉄道キャンセルの影響で予定してた食事会や飲み会が何回かキャンセルになって、これマジで良くないな〜!「土曜日に会える〜!」「仕事帰りに会える〜!」みたいなのないと、心が萎びてしまいますな。

仕事⇆家の往復(しかも鉄道キャンセルという負けイベント発生の可能性あり)だけの人生は良くないです、今週末・来週末も食事会の予定があるので鉄道が止まらないことを祈るばかり。

たくさん食べて飲んでしゃべって笑えば、大体のことに対して「なんか色々あるけど、死ぬわけじゃないしいっか〜!」と活力を得れる…と考えたら、友達って大事ですね(今更!)

良いニュースはフラットが決まりそう

仕事の記録と併せてちょこちょこ書いていた賃貸フラット、やーっと決まりそうです。今リファレンス会社が色々やっており、それに通ったら引っ越しできそう…10月中か11月頭には引っ越ししたい!

このフラット探しも本当に色々あって、新しい仕事+フラットビューイングの連続がストレスだったんですが、フラットが決定すれば週末休めるし仕事を早くに抜け出してビューイングに行く必要もなくなるので、少し楽になるかな…。

またこの週末は高校時代の友人が日本で結婚式を挙げて、バーチャル参加したのですが結婚式は本当に良い…

友人の晴れ姿とご家族の温かさ、出席した他の友人の楽しそうな姿を見て、ほっこりしました。昔は結婚式って謎文化だよな〜と思っていたけど、こうやって改めて新しい門出を祝うのは本人たちだけではなく、今まで関わってきた人たちをも幸せにするんだなあ。

LINEにアルバムが作成され、それを見ているだけで幸せな気持ちになるのでm来週1週間はその写真を見ながら乗り切ります〜人様の幸せで海外でサバイバル!