ドーバー海峡からフェリーに乗り込みフランスのダンケルクを目指します。
快適なDFDS船の旅でドーバー海峡を横断しダンケルクへ
英国に見送られながらドーバー海峡を2時間かけて渡ります。
映画の影響で「魚雷が来そうで怖いけど今なら泳いでイギリスに戻れるかも…」など話しながらホワイトクリフが見えなくなって船内にあるフードコートエリアへ向かいます。
フードコートエリアではパイやフィッシュアンドチップス、ラザニアなど温かい料理が売られていました。
ドリンクもソフトドリンクはもちろん、アルコールまでそろっており二時間の船の旅をゆったり過ごすことが可能!ガラス張りのテーブルエリアではくつろぐ人々で賑わっています。
値段も良心的で短時間の旅であれば充分なクオリティです。
映画で描かれていたように第二次世界大戦中の現実でもきっと、多くの英国人がたった2時間離れた祖国を思いながら、死と隣り合わせの緊張感のなか過ごした地へわざわざ行くのは不思議な感じがします。
(アウシュビッツ強制収容所見学のときも、かつて誰も行きたくなかった場所に今多くの人が訪れているのが何とも不思議な気持ちになりました)
このダンケルク旅行について英国人に話したところ、彼らの祖父が実際にダンケルクから生還した方らしく「ダイナモ作戦に日本人がそこまで興味をもつとは…」とあちらも不思議がっていました。
ちなみに一人は学校の郊外学習でダンケルクに行ったことがあると言っておりました、郊外学習で国境越えるってすごいな~。
ただ英国人とダンケルクの戦いおよびダイナモ作戦について話すとかなり詳しいので、学校や日常生活(それこそ、親族が関係しているなど)で学ぶ機会が多かったのかなと感じました。
いよいよフランス、ダンケルクに上陸!
海峡を渡りついにダンケルクが見えてきました!
甲板で風景を楽しんで、ご飯をたべて、お酒を飲みながら喋っていると本当にあっと言う間でした。
しかし降りるときに同僚と「このあっと言う間の距離を渡れなかったと思うと、悲しかったし悔しかっただろうねえ」と感慨深くなりました。
港に到着前に駐車場へ向かいます。
トラックの隙間をぬって向かうのですがエンジンをかけているものも多く、今動き出したら押しつぶされるだろうなという緊張感で早足になりました。
ダンケルク港から中心地までは約自転車で1時間。事前にグーグルマップで調べていたのでルートもばっちりです。
晴れ渡る青空、のんびりした田舎町をサイクリング、とっても素敵!ロンドンで疲れた心をリラックスできそう、とこの時までは思っておりました。
トラックに紛れて降りるのは怖いのでしばらく待機。
あれだけぎっしり詰まってたトラックが一気になくなりました。ここからみんなどこへいくのか気になります。
船尾には英国の商船旗がはためいていました。
映画の船にもついていましたね、これをみると本当に一般の人々が危険を顧みず、ダンケルクへ向かったんだなあと改めて感じました。
下船してオロオロ…自転車で危険な道路の旅
船を下りると際も自転車に乗るよう指示され、道なりに進んでいきます。
DFDSのオフィスなどあるのかと思っていましたが、いきなり道路に出されトラックも走っており迂闊に止まることが出来ずしばらく漕いでいたのですが、道路があきらかに自転車に対応していない感じです…。
グーグルマップでみると道的にはあっているはずですが、高速道路を自転車で走っているような感じというか、途中で立ち止まる場所がないから一回こぎだすと疲れても止まれない&坂道もあってかなり危ないです。
ロードバイクのような自転車だと別かもしれませんが、都会の通勤用に作られたようなタイヤが小さい折りたたみ自転車だと全く歯が立ちません。
同僚と「これはやばい…グーグルはこの道を指しているけどそもそもこの道は自転車で通っていいのか法律的に…」と不安になりながらもしばらくこいでおりましたが、港→中心地までの一時間サイクリングはどう考えても危険すぎるという判断に…。
ダンケルクで自転車を持ったまま道端で途方に暮れる…
誰かに自転車が通れる道がないか聞こうにもお店もなく人通りもゼロのため聞けず、タクシーを呼ぼうか、自転車はつめるかな?バスは走ってないのかな?などいろいろな疑問を抱きながらだめもとでウーバーをチェックすると一台だけダンケルク中心地にいました!
さっそくコンファームし、もしキャンセルされてしまったら…申し訳ないけど民家の人に事情を話してタクシーを呼んで貰おう…と待っていると10分ほどで拾って貰えました。
ドライバーも外国人がかなり少ないダンケルクで、折りたたみ自転車をもった東洋人がつっ立っていたせいか少し驚いている様子でした。
立地が良い!ダンケルクのホテル All Suites Appart Hôtel Dunkerque
All Suites Appart Hôtel Dunkerqueという、学生寮の一部を宿泊施設にしているホテルに泊まりました。
すぐ裏は海でレストランやカフェのある中心地までもすぐでとても立地が良かったです。撮影地となった海などは少し離れており、歩いて30分ほどかかります。天気が良ければ非常にゆったりした街なので散歩ついでに向かうこともできると思います。
ドーバーで出国トラブルにあい、ダンケルクについてからは自転車でひやひやし、途方にくれたりしましたが、一緒にいった同僚がグチグチ文句をいうタイプではなく「どうにかなるよ」と楽観的だったので、今思い出してもこの旅行は非常に思い出深いものになりました。
旅にトラブルは付物ですがそのトラブルとどう付き合うかで旅路が楽しくなるか、悲惨なもになるか分かれますね。しかし本当にホテルにたどり着いたときはホッとしました。
夕方16時すぎのダンケルク、さっそく海辺へ行ってみることに!
1 Avenue de l’Université, 59140 Dunkerque, FRANCE
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