ペン画や鉛筆画に最適!Bristol Board Pad(DALER ROWNEY)

イギリスでケント紙的な紙を探している方に最適な記事となっております、ニッチの極み。

私はケント紙が大好きで画材を問わず基本的にアナログ制作の時はケント紙を使うのですが、イギリスにきて「ケント紙」という呼称がまず通じずかなり焦り、どの紙がいいか色々試したところ…

ブラックネル(ロンドンとレディングの中間地にある街)に本社を置くDALER ROWNEYの「Graphic Series Bristol Board Pad」がめちゃくちゃ質が良いです。

手触り、鉛筆の滑り心地、インクのノリ具合、消しゴムへの耐久性、発色、厚み…など本当に素晴らしい紙です。もうあまりの素晴らしさに友人と「あの紙の描き心地はやばい」と非常に贔屓にしています。

ところで調べたところ、ケント紙はイギリスのケント州で生まれたそうですが「ケント紙」は日本での呼称で、類似品としてやはりブリストル紙がヒットするので実質ケント紙とほぼ同じなのかも。

しかし水彩画やアクリルでも滲みをだしたい場合はあまり向いていない紙です。その場合はアルシュなどのほうがやはり美しい滲みがでると思います。ペンや鉛筆でパリッと仕上げたい時や、アクリルやガッシュなどでも重ね塗りで紙に耐久性が必要な場合はピッタリな紙だと思います。

イギリス中にある画材屋CASS ARTなどでも取り扱っているので、日本でケント紙を贔屓している人は是非試してみてください。

今やPCで制作することがほぼほぼですが、時々アナログ制作するとこういうおもしろい紙や使ったことがないペンを知れる機会になるので楽しいですね~。