イギリスで人事評価面談を受ける夏の終わり

焼き鳥を焼いていたら夏がそろそろ終わろうとしています。急に気温が上がる日があるものの、落ち葉が道を隠し風が徐々に冷たくなってきています。

6月に書いた以下の3点ですが…

  • 転職して仕事に慣れるまで大忙し→だいぶ慣れてきた!
  • 大家さんが家を売ると言い出しててんやわんや→こう着状態!
  • コロナで2ヶ月以上の養生生活→後遺症(息切れなど)も完治!

という感じで、住居問題はいまだ未解決。

これは思ってた以上に時間も労力もかかる見込みで、周りの友人たちにも「まあイギリスだからね…(諦めろ)」と言われるばかりです。気長に行こう…。

ただ仕事に大分ついていけるようになったのと、コロナの後遺症が完治した影響かポジティブに過ごしております。

インプットの大切さ、アウトプットがかなり楽になった

7月・8月はホリデーもありプライベートが良い意味で忙しかったのと、ずっとサボってたインプット(美術館や博物館へ行く、本を読む、自主制作をする、映画を観る、人と会うなど…)を再開したことにより、仕事のアウトプットも自分でも満足のいくレベルになってきました。

夏前まではとにかく新しい業界について学んだり、知識不足が足を引っ張ったりで、趣味的なインプットが全然できないまま過ごし、そうなると今度はアイデアの引き出しが枯渇するようになり、アウトプットするものに自信が持てない…という悪循環になっていました。

会社は「ゆっくり学んでいけばOK」とプレッシャーをかけたりはないのですが、いかんせん提出するものの水準に自分自身が納得できない事がストレスになっていたので、無理やりインプットする時間を設けるようにしました。

するとアイデア出しに伴う時間や苦悩がだんだん減っていき(見当違いなものをいまだに作ることはありますが)アウトプットの品質も上がっていきました。

高校から美術の道に進んで以降、一番インプットをサボってた時間かも…でも結果的に「毎日何かしらのインプットする」習慣化ができて良かったです。ガス欠状態で制作はもう2度としたくないです。

クルーズ旅行、暖かい国々でリラックス

7月上旬から中旬にかけてクルーズ旅行へ行ってきました。

今までクルーズ旅行は行ったことなかったのですが、アクセスがしにくい国や都市に行けたり都市間の移動の心配がなく、とてものんびりした時間を過ごすことができました。

今年は冷夏で雨が多かったイギリスの夏。地中海の国々は暑いくらいで、太陽をたくさん浴びてこんがり焼けました。「夏だー!!夏休みだ〜!!」という感じで、毎日飲んで食べて遊んで過ごしました。

特に良かったのがコルシカ島!サルディニア島のすぐ近くにあるフランス(コルス地方公共団体)の島なのですが、今度ゆっくり滞在したいくらい素敵な時間を過ごせました。

美しい青い海、おいしい食べ物、さんさんと輝く太陽、のんびりした地元の人たち…転職後ほんとうにバタバタした毎日だったので、久々に「海外旅行ってええなあ〜」と羽を伸ばせました。

海も足しかつけてないけど気持ちよかったなあ。なんだか夏休みに祖母の家に滞在し、従兄弟たちとのんびり夏を過ごしていた頃を思い出しました。

クルーズ船に関してはまた別途記事でまとめたいと思います(と言いつつ、書けてない旅行記が多すぎる)

高校時代の友人+息子が夏のイギリス滞在

8月に突入してからは高校時代の友人が息子を連れてイギリスに遊びにきました。

お腹の中にいたころから知っている彼女の息子。こうやって海を渡りイギリスにくる年齢になったのかと感慨深かったです。

小さい頃からユニオンジャックの服やイギリスに関する絵本をあげまくり営業していたので、初海外旅行がイギリスになって長年の戦略が実りました笑。

彼らがいた間、久々にロンドンをゆっくり見て回って楽しかったです。

前は仕事の関係でロンドンのイベントスケジュールをほぼ全て把握していたのですが、その仕事を辞めてからはなかなかロンドンをコンテンツとして楽しんだり、観光地に赴くことがなくなっていたので街の変化にも驚きました。

高校で出会った友人とは、気づけばお互いに人生の半分以上を知っている関係になっています。

環境や住む場所が変わっても何年か直接会っていなくても、会ったら高校時代に戻ったような感覚になるのはおもしろいですね。今度また日本でゆっくり会いたいです。

アプレイザルとプレッツェルと人事評価面談

いよいよ英語力が限界を迎えている会社員です。

「明日午後にAppraisal(人事評価面談)しよう」と言われ「プレッツェルが何ですか?」と聞き返し「Appraisalだよ、Appraisal」と言われ「Appraisal、なるほど、それはどういう意味ですか?」と聞き返すという、この世の終わりのようなコミュニケーションが展開されています。

その後、単語の説明をされ「ああ、 Reviewのことか…Appraisalって言い方もあるんだなあ」と理解したのですが語彙力のなさに自分でもゲッソリです。

そしてAppraisalの時間、「入社して7ヶ月経ったけど、どう?」と聞かれ「毎日たのしいです」と小学生のような返事をしつつ、和やかに進行していきました。

技術面や強みは色々褒めてもらえ(自分でも気づいていない部分も褒めてもらい、よくみてるなあと感心したり)技術力が認められてちょっと安心しました。

そして驚いたことに、デザインマネージャーに昇格しました。

マネージャーって世界で一番つまらん立場だな、と前々職で感じたので「プレイヤーのままでいたい」と伝えたのですが、色々話し合いやってみることに。変わらず制作もやっていくので、プレイングマネジャー的な立場になるのかな。

そして自分の弱点も上司と話してる中でクリアになりました。

業界経験の浅さがコンセプト立ての時に顕著に出てしまい、物事を立体的に見れていないのは今後もっと改善が必要です。大学・院で学んできた方々や業界歴が長い方々からしたら「当たり前」レベルの知識が欠落しているので、本だけではなく実践の中でも吸収して理解を深めていきたいです。

英語力については全く何も言われなかったけど、論じる価値もないレベルなのでこれについては日々の業務の中で支障がないレベルまで上げていきたいです。涙目。

マネージャー業務に関しては早速何冊か本を購入し(頭でっかち)それを読みつつ、周りの中間管理職の皆様にアドバイスを求めつつ、無理のない範囲でやっていけたらと思います。

テムズ川の近くで働くこととネズミの数え方

外出からオフィスに戻ると同僚から「落ち着いて聞いて欲しいんだけど、さっきネズミみたいなのがオフィス内を走ってた…」「でも一瞬だったから確証はないし…」とのこと。

この出来事の数日前に、オフィスの管理スタッフが「違うフロアでネズミ被害の報告があったから罠を置かせてほしい」と弊社オフィスに罠を設置していきました。その時は「へえ、やっぱりテムズ川の近くはネズミがいるんだね、前いた会社でも問題になってたし…」と他人事でした。

「ほんとうにネズミだったら嫌だねー」と言いつつ制作の話を進めていたら、足元に二匹のネズミがサーッと走っていき同僚と絶叫&大パニック。

すぐにレセプションに走ったものの「できる事はない、近々ディープクリーニングをする予定だから大丈夫だろう」とのこと。この呑気さで黒死病は広がったんじゃないかと思いつつ、とぼとぼオフィスに戻ってサーフェースを消毒しました。

そして同僚に「Mioはさっき2 Mousesって言ってたけど、ネズミは2匹以上になるとmice(マイス)になるんだよ」と教えてもらい「日本語も助数詞が複雑だけど英語も変化球が急に現れるよな…」と英語の奥深さを感じました。

「テムズ川の近くで…」と書きましたが、よくよく考えたらボンドストリートで働いていたオフィスでもネズミ問題はあったので、ロンドンは本当にネズミが多いですね。

ダイレクターが「猫を飼うか?このオフィスって猫飼って良いのかな?」と冗談なのか本気なのかわからない事を言っていましたが、トムとジェリーのような画が仕事中に見れるかも。

小説「三体」がおもしろすぎる!

高校時代の友人に「三体」の1巻を持ってきてもらいました。

全6冊ある「三体」、日和って「SF小説は今まで何冊か挫折したし、とりあえず1冊だけ買ってきて〜」とお願いしたのですが、日和ったことを大後悔。めちゃくちゃおもしろい!

そもそも通勤時間に読むように買ったのですが、熱中しすぎて乗り過ごしたり家でも読むようになって結局1冊すぐ終わってしまいました。ああああ!

Netflixドラマ版を見ている友人たちと話すと、ドラマは小説と構成が違うのか「…?」とお互いなって、小説を読み終わらないとドラマに手が出せない状態になりました。

「三体」はどこまでが史実でどこからがフィクションなのか、私の教養不足が逆に作用してストーリーに現実感を覚えより深く没頭することができております笑。

ドラマ版はとにかくグラフィックが凄まじい!と聞いているので楽しみです。

オアシス再結成とチケット争奪戦

再結成ツアーが発表されたOasis。忘れもしないVictoria駅で「Oasis解散!」の速報(?)が流れ「またか、でもすぐ再結成するやろ」と油断してたらそのまま15年も経ちました。

チケット争奪戦だよな〜と思いつつ、一応チケットマスターへアクセスして待機。しかし争奪戦とかそういうレベルじゃなかったですね。全世界からアクセスがあったんだもんな…。

趣味の日本人Lineグループでも「これは無理ですかね…」というムードになっており、このツアー中に兄弟喧嘩をせず今後ももっとツアーを展開してくれることを祈るばかり!

今回チケットの値段が跳ね上がったり、6000ポンドの値段で転売されたり…友人と話していたのですが「昔は金に物言わせてOasisのライブに行く、みたいな風潮はなかった。労働階級出身のあの兄弟なら転げ回って笑ってそうだな」と、Oasisが解散した15年前に比べ世の中自体も色々変わったなと感じました。

電子書籍リーダー、KindleかiPad miniで悩む毎日

「三体」の続きを読むため持ち運びできるタブレットの購入を考えています。

最初はKindleにしようと考えていたのですが、KoboやiPad miniもそれぞれ利点があって悩んでおります。

正直iPad miniが電子書籍を一つのデバイスで管理できるので良いかな、と思っているのですが通勤時間に使う程度なのでそれならKindleみたいなシンプルなデバイスが良いかな、と…。

漫画は家の大きなタブレットで読んでいるので、小説専門にKindleを買うべきかそれともiPad miniで漫画アプリも全部まとめてしまった方がいいのか…と製品を比較したり、持ち運びやすさを考えてみたりしているのですが、ヨドバシカメラがあればなあ…とペンタブ購入の時と同じ悩みに陥っています。

今の所Kindleを購入する方向で考えつつも、とにかく「三体」の続きを読みたいし読み終わらないとドラマも見れないので、もうデバイスはなんでもええかなと投げやりになったりしています。

あっという間に年末になりそうな2024年

そんなこんなで、このブログも今年に入って5回しか更新していないのにもう9月になってしまいました。光陰矢の如しどころの騒ぎじゃないですよこれは。

いってる間にガイフォークスが〜クリスマスの点灯式が〜とニュースが流れ出すんだろうなあと思いつつ、来月からはもう少しロンドンに住む友人たちと会う時間を確保しようと思います。ホリデーやらでなかなか会えていない方々が多いので。

明日からは変則勤務時間なのでモッズサラリーマンを探しながら(まだ諦めていない)仕事頑張ります〜。