イギリスで転職して2ヶ月!「謝る文化」と「お礼を言う文化」の間を彷徨う日本人

週刊!オタクの海外就職振り返りのお時間です。早いもので2ヶ月経ちました。

この2ヶ月の間に、エリザベス女王が崩御し、英国首相が辞任し、インフレーションは青天井という感じです。もうエリザベス女王が崩御されたニュースとか去年聞いたような気分ですが、まだ2ヶ月前なのですね…時間の感覚がおかしくなっております。

今週を一言で表すと「ガス欠」という感じです。季節の変わり目で少し体調を崩した1週間でした。



他部署の研修に混じってお勉強

私の仕事は部署を跨ぐ部分があるので、他部署の研修会に混ぜてもらい1週間の研修です。

他の部署の仕事って表面的には知ってても、ちゃんと研修で聞くと「こんな難しいことしてるのかよ…」とビックリ。いろんなプロフェッショナルがいて企業というのは成り立っているんだなあ…ということを再確認。

研修を担当された方が教え方がすごくうまかったのですが、過去教職についていたと聞いてて納得。

普段仕事上で接点が多いわけではないのですが、こういう研修などを通して違う部署の人と話したり仕事の内容を知れるのは面白かったです。次、何か依頼したりされたりするのがスムーズになるので、コミュニケーションは大事ですな。

火曜日午後から体調が悪くなる

火曜日午後から「ちょっと熱あるかな」と体調不良、ミーティングに参加していたのですが「あ、これは帰った方がいいな(※家遠い)」と直感し、ミーティングを抜け出しそのまま帰宅しました。

新卒の時は「なんか体調悪いけど、まあいっかー!」と突き進んで大惨事になることもあったのですが、そういう苦い経験を積み重ねて「家に帰れなくなる前に自分で対処する」という判断ができるようになりました笑。普段元気な人間だから、体調崩れると怖いしなあ。

上司には帰る前にチャットしたのですが、翌日「すごく静かに出て行って、そのまま帰ったからびっくりした!」と言われました、忍者の子孫。

コロナだったらどうしよう〜と思いつつ、検査をしたら陰性(その後3日間検査したけどずっと陰性)そして早退した日しっかり寝て、翌日は在宅勤務をしつつ養生したらすっかり良くなりました。単純に疲れが溜まって、ガス欠状態になってたのかも。

こういう「寝込むほどじゃないけど体調良くない、けど仕事はできる、通勤はしんどい」って状態の時にハイブリット勤務は強いですね〜。

環境の変化から3ヶ月目までは体調を崩しやすい時期、しかも今は季節の変わり目なので体調管理気をつけようと思いました。

HRと雑談。どんな仕事も最初の3ヶ月はしんどい!

コーヒーを作っていたら、HR(人事)の方がちょうどきてちょっと雑談をしました。

いつか別記事にしようと思っているのですが…このHRの方は私のスクリーニング(電話面接、就活の一番最初の関門)を担当されたのですが、そのスクリーニングは今の所「2022年で最もダサかったパフォーマンス」独走中なくらいダメダメな出来でした。

その後社内試験にも落ち、個人相談面談を挟んだり…とにかく入社前から私の頭の悪さに付き合ってくれている方なのです。ついでに入社2週間でパソコンをお釈迦にするし、いろいろと申し訳ございませんという感じ。

「大分慣れましたか?」と聞かれ「少しずつですが向上していると思います」など話しながら「あなたの上司がパフォーマンスを褒めていたので、これからも挑戦することを恐れずに頑張ってください。辛かったらいつでも相談に乗ります」と言われ、こういう褒め言葉は額面通りきっちり受け取るタイプですので、今後も頑張ります〜。




「頑張ります〜」とか言ってますが、実際のところは2ヶ月間ピーピー言いながら、周りに迷惑をかけまくりながらだったので、せめてもう少し自分一人で色々判断して仕事できるようになりたいなあと思います。ほんとに色々出来なさすぎて笑うよねってレベルなので、笑ってる場合じゃないんですけど笑うよね。

結局自分のパフォーマンスに一番イライラしてるのは自分なんだろうなー変なところプライド高いよなーと会話の中で気づきました。でもイラついても仕方ないし、コツコツ理解していくしかないっす。

その中で「どんな業種、どんな立場の仕事であっても転職して最初の3ヶ月はしんどいのは同じですよね」という話をして、頭ではわかってても仕事が思い通りできないもどかしさが先走りして精神的にしんどくなるんですよね。

しかも、そのしんどいの一日8時間とか正気〜?!って感じですし、転職したてはプライベートの時間も仕事のことついつい考えたりするし…。

「居酒屋行く?」みたいなノリで出張の話が出て笑う

在宅勤務中、上司から電話が来て「ところで出張一緒に来る?」と、そんな居酒屋誘うノリで出張誘うのかい!と言いながら予定調節。

プロベーションピリオド中(試用期間)なので出張はないだろう、と勝手に思っていたのですが入社2ヶ月で出張の話が出てビックリです。

前々職でも時々出張はあったのですが(しかも毎回「出張いけるよね?もうアサインしたよ」という感じで、この企業もなかなかなフットワークの軽さだったな…)出張は旅行にはない独特の空気があるので、ちょっと楽しみだな。

カルチャーギャップから学ぶ「謝る文化」と「お礼を言う文化」

▲おいしすぎるAssenheims 56のランチをまた食べる月曜日

チャットや出社の時にも「もし何かストレスあったらいつでも聞くよ」とか「今度飲みに行こう、色々話そう」と声をかけられることが多く、そんなに疲れて見えるのかなーと最初は思ってたのですが、良い意味で世話焼きな文化が結構強いのかなあと最近思います。この企業の社風なのか、それとも外国人と働くとそうなのかはまだわからないのですが…

しかも全員年下か同年代の同僚たちで、他人にこういう何気ない気配りができるのすごいなあと感じました。日本での新入社員との付き合い方とはまた違うので、この辺りのカルチャーの違いは学んでいけたらと思います。

あとこちらがミスしたり迷惑をかけると、咄嗟に謝るのですが「そんな謝ることじゃないよ」と言われる事も多く、多分謝りすぎなのかも考えております。謝られまくっても普通に困りますよね、ううう…。

それと同時に、同僚たちはとにかくお礼をしっかり言う(ことあるごとに「Thank you!」)を言ったり、違う同僚をグループチャットで褒める(この人のプロジェクトがこれだけ上手くいった!Well done!みたいな)場面が多く、これも学ばなければなあ…と感じました。

人が頑張って褒められているとチーム全体の士気が上がるのと、努力をちゃんと見ている人がいる、というのは大事なことですね。




海外生活も7年目に突入したので、だいぶイギリス文化に染まりつつあると思っていたのですが、根本的にはやっぱり日本人。すみません、申し訳ございません、重ねてお詫び申し上げます…と、謝罪の言葉をたくさん使ってきたクセがついてますね。

どっちが良いとかどっちが悪いとかではなく、違う文化同士をうまく調和できたらなあ…と思います。謝る文化もお礼を言う文化も、両方良いところはあるので。

 

と言うわけで、転職2ヶ月目、引っ越し直前、いきなり出張と色々ジェットコースターのような秋を過ごしております。これブログに残してなかったら絶対記憶からなくなる(「なんか忙しかったけど楽しかった〜」に変換される)と思うので、今後もしばらくはこの1週間の振り返りは続けていこうと思います。